国鉄時代から走り続ける山口県を代表する観光列車SLやまぐち号。40年を超える運行期間にはファンを喜ばせるさまざまな演出がされています。
山口駅開業90周年・山口線全線開業80周年だった2003年には、1979(昭和54)年の復活時のC57形1号機の姿を再現。6月の重連運転時には集煙装置を取り外して運転されました。
C57 1を先頭に名所・大山路を行くSLやまぐち号。C56形160号機との重連運転は6〜7月ごろの恒例でした
津和野到着後の方向転換で転車台に乗るC57 1。ナンバープレート、主連棒の赤色塗装に集煙装置なしの姿が新鮮でした
近年C57 1は不具合が相次ぎ運用から外れ、代替のD51形200号機も故障が見られ、やまぐち号はディーゼル機関車(DL)による運行が続いています。今年の夏休みもSLの復帰はかないませんでした。
山口県では日常だったSLやまぐち号。客車も新調され当面は安泰かと思っていましたが、今後その「日常」が続くのか、何だか心配です…。
※姉妹ブログでは、C57形の美しいスタイルを損ねたものの、その姿自体は観光資源として認知されていた…そんな煙突上の集煙装置について紹介しています