山口県内のJR山陽本線で活躍する下関総合車両所運用検修センターの115系3000番台。このうち検査を終えたN-08編成の車体の所属表記が、これまでの「広セキ」から「中セキ」に変わりました。

 

 

モハ114ー3008の車体にある「中セキ」の所属表記

 

 

 

2022年10月のJR西日本の組織改正により、中国地方の3支社を統合した中国統括本部が発足しました。下関の115系はその後も車体の隅にある所属表記の漢字が広島支社時代の「広」のままでしたが、今後検査出場した編成は順次、中国統括本部を示す「中」に変わるようです。

 

 

検査明けの115系N-08編成。車内外ともにきれいな状態を保っています

 

 

 

先日所用で山陽本線を利用したところ、最近見かけなかったN-08編成に当たりました。車内外がきれいだなぁ…と思いながらふと足元を見ると「中セキ」の表記が目に飛び込んできました。

 

3月にワンマン改造を終えて出場した2両編成のT-14は「広セキ」のままだったので、115系はまだ安泰…などと勝手に油断していました。少し前に出場した105系も「中セキ」に変わっていたようなので、変更は本年度から加速するかもしれません。

 

 

山口県にある三つの「関」。県西端の下関と原発問題に揺れる東部の上関、そして、その中間にある防府市の中関。今回の「中セキ」表記はなんとなく、その地名を思い浮かべてしまいます(私だけだと思いますが…)

 

 

 

このブログをご覧になっている方々の大半は「漢字1字が変わっただけ」と思われるかもしれませんが、「広セキ」は国鉄時代以来、下関発着の寝台特急「あさかぜ」でも見られたおなじみの表記で、個人的には40年以上にわたって親しんだブランド?のようなものでした。

 

 

順次姿を消す「広セキ」の所属表記=2022年9月

 

 

 

今はまだほとんどの編成が「広セキ」のままですが、今後少しずつ「中セキ」に切り替わると思われ、長年見慣れた所属表記もやがて歴史の1ページになりそうです。

 

 

 

 

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