九州で貨物列車のけん引に活躍する門司機関区のEF81 452号機が全般検査を終えて出場し、早速運用入りしたようです。451号機とともに特異な角形コンビネーションランプの同機は、きれいになった姿で再び注目されそうです。3月28日に行われた関門トンネル区間での試運転を見てみました。

 

 

関門試運転で下関駅に姿を見せたEF81 452

 

 

 

関門試運転は28日午後にあり、ちょうど春休み期間ということもあり多くの鉄道ファンがカメラを向けていました(私も所用の合間にちょこっとお邪魔しました…)。

 

 

全検を終えたEF81 452を見ると、車体や台車、パンタグラフがピカピカになった一方、屋根上の主抵抗器カバーは昨年7月に出場した同一ロットの451号機と違い、きれいになっていませんでした。このあたりの施工メニューの差は面白いところです。

 

 

特徴的な正面が見えない真横から452号機を眺めると意外にシンプルな外観です

 

 

 

452号機は1991年に貨物列車増発用のEF81 450番台の1両として登場。JR貨物が新製した500番台を重連仕様に改めたような機関車です。最初に出た451、452号機は角形コンビネーションランプが特徴で、国鉄とJRが折衷したような外観です。その後の増備機(453〜455号機)は通常のライトに戻ったため、この2両は異端グループとなりました。

 

 

452号機の顔。ヘッドライトがなくなった窓上はツルンとして物足りませんが、角形ライトと重連総括制御用などの各種ジャンパ栓類が並ぶ姿は、機関車らしい重厚感があります

 

 

 

国鉄~JRのいかにも過渡期らしい外観が魅力の452号機。昨夏に全検を受けた451号機とともに最終期まで残るEF81形の1両となりそうで、今後の活躍が期待されます。

 

 

 

 

 

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