JR鹿児島本線の起点である門司港駅と山陽本線終端の門司駅の間にある小森江駅(北九州市門司区)。構内踏切が設けられた小さな駅でのんびりした雰囲気が漂います。鉄道撮影が楽しめるほか、駅前には関門トンネルの関連施設もあります。

 

 

 

小森江駅の構内踏切。駅舎が下りホーム側にあるため、門司港行き上り列車の利用客はここを渡って乗降します。個人的には東京の私鉄のローカル駅の雰囲気を思い出します(写真の列車は415系Fo1509編成)

 

 

 

 

 

小森江駅の駅舎と構内。1988年に新たに設けられた駅のため、2面2線のシンプルな相対式ホームになっています。駅舎はデザイン的には安っぽい印象を受けますが、昭和末期の雰囲気が反映されていて懐かしさを覚えます

 

 

 

小森江駅の駅名標。背景に川のように見えるのは関門海峡で、すっきりとした景色ではありませんが一応「海が見える駅」です

 

 

 

 

すぐ近くの地下を山陽本線の関門トンネルが通る小森江駅。駅前の駐車場には円墳形とかまぼこ形の二つのコンクリート製構造物があります。トンネル建設に使われた立坑の跡で、詳しく分かりませんが現在も点検などで使われているようです

 

 

 

国道3号沿いにありクルマでも行きやすい小森江駅。駅前にはコイン式駐車場もあるので、鉄道撮影でも気軽に立ち寄れます(写真は駅前の歩行者専用踏切から撮影した8両で走る415系1500番台)

 

 

 

構内踏切のあるのんびりとした風情は関門地区では珍しく、415系1500番台との組み合わせも楽しめる小森江駅。多くの観光客が訪れる門司港駅と本州からの列車が到着する門司駅に挟まれて存在感は薄いのですが、意外とおすすめです。

 

 

 

 

※姉妹ブログでは、国鉄末期~JR初期の鉄道を振り返っています