JR西日本下関総合車両所運用検修センターには、ブルートレインの牽引機として注目された電気機関車、EF65形1000番台(PF形)が10両配置されています。1120号機は1979年4月18日付で登場。現在まで43年間、下関を一度も離れることなく活躍しています。

 

 

2005年に「なは」の定期運用を退いてからは、工臨などが主な仕事となっています。私は関西ブルトレが深夜帯に走る地域で暮らしていたせいか、1120号機は花形列車よりも裏方として働く身近なPF形としての印象が強いです。

 

 

高架の下関駅を降りてねぐら(旧下関運転所)に戻る1120号機=2007年

 

 

下関総合車両所の一般公開で展示された1120号機=2011年

 

 

 

 

パンタグラフなどの機器が並ぶ1120号機の屋根上(いつもと少し違う写真も…ということでチョイスしてみました)

 

 

 

首都圏で活躍する新鶴見や田端(現尾久)所属機に比べてあまりスポットライトが当たらない印象の下関のEF65PF形ですが、1120号機がテレビアニメ「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」(87〜88年放映)のトレインボットとして今秋商品化(ロボットに変形する玩具)されるようです。

 

 

私は「トランスフォーマー」を全く見たことがなく、数あるEF65PFの中からなぜ西日本でひっそり走っていた(保安装置ATS-P未設置のため近年は関西方面に入線しない)1120号機がモデル選定されたのかも分かりませんが、これを機に実車の方にも注目が集まるとうれしいです。

 

 

ただ1120号機は昨年から下関総合車両所に入場していて、運用を長期離脱している状況です。詳しい経緯や最新の状況は分かりませんが、ファンとしてはもう一度本線上で活躍する姿を見たいものです。

 

 

今年6月末時点の1120号機

 

 

 

【追記】EF65 1120は2023年5月に全検出場し運用に復帰しました。

 

 

 

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