JR山口線の観光列車、SLやまぐち号。「貴婦人」の愛称で親しまれるC57形1号機が離脱中のため、今季もD51形200号機で運転されています。春の防長路を走るシーンを見ようと、沿線に出かけてみました。

 

 

 

桜の時季が終わった週末で人が少なそうだったため、DLやまぐち号を撮影した昨夏と同様、今回も定番撮影地でカメラを構えてみました。まずは山口市街地から少し外れた宮野ー仁保へ。「煙」という視点では、この日は悪条件だったようです

 

 

 

もう1カ所、長門峡の鉄橋も訪れました。この地に立ったのは16年ぶり。この日は和やかで、田植え前のこの時期らしい雰囲気で撮れました

 

 

力走するD51 200。SLの代名詞とも言える安定感のあるデザインです

 

 

 

2017年の復活から4年が過ぎ、SLやまぐち号の姿もすっかり板についてきたD51 200ですが、私にとっては営業運転中の撮影は今回が初めてでした。京都の梅小路蒸気機関車館(現京都鉄道博物館)での展示運転を見てから約30年。本当の現役時代を知らないとはいえ、本線を力強く駆け抜ける同機の姿には感慨深いものがありました。

 

 

今季のSLやまぐち号は、土日祝日を中心に11月20日まで運転されます。

 

 

【22.7.1追記】

SLやまぐち号は、6月4日から7月31日まで運休となっています。5月3日にD51 200号機の炭水車に亀裂が見つかり上り列車が運休。5月中はディーゼル機関車DD51形の代走によるDLやまぐち号として運転されましたが、D51形の炭水車修理にはなお時間を要するようです。なお8月6、7日はディーゼル機関車DE10形重連で、11〜14日はDD51形によるDLやまぐち号として運転されることが発表されています。

 

【22.7.19追記】

9月の運行もDLやまぐち号になるようです。詳しくはJR西日本のプレスリリースをご覧ください。