本州の西端に位置するJR下関駅。鉄道ファンに親しまれた九州ブルートレインの機関車交換シーンはすっかり過去のものとなりましたが、今も40年選手となった多くの国鉄形車両が行き交います。

 

 

山陽本線の主役は2扉転換クロスシートの115系3000番台。1982(昭和57)年デビュー。国鉄時代の新車は今年で40歳になります。写真は中間車に京阪神地区の新快速などで活躍した117系からの改造車を組み込んだ編成

 

 

門司・小倉方面から関門トンネルを通って乗り入れてくるJR九州の415系。全国的には貴重な存在になりつつあります

 

 

415系にはステンレス車体の1500番台もいます。国鉄末期の86年製で、下関で見られる定期営業列車では「最新」の部類に入ります

 

 

115系と415系の並び。車体色は変わりましたが「国鉄」の雰囲気が十分感じられます

 

 

宇部線からは下関への入庫を兼ねて105系が乗り入れてきます。常磐緩行線・地下鉄千代田線を走った103系1000番台からの改造車も以前は見られました

 

 

荷物電車から生まれた123系。下関では105系(奥の2両)と併結で発着します

 

 

 

山陰本線のキハ40系。キハ47形の2両編成が基本ですが、キハ40形を含めた3両編成の列車もあります

 

 

 

定期営業列車以外では時々、電気機関車の姿も。下関のEF65PF形は工臨や試運転で出庫していきます。一方、門司のEF81形は全般検査後、直流区間の試運転で入線します

 

 

 

あすはダイヤ改正。各地の新車デビュー報道に接するとうらやましいと感じつつ、こちらは慣れ親しんでベテラン車両のままでいいか(利用客も少ないし…)と、いつも思います。国鉄好きの方には魅力的に映るJR下関駅ですが、発着する定期列車からVVVFインバータの音色が聞こえる日はいつになるでしょうか…。

 

(写真は2018〜2021年撮影)

 

 

 

【追記】

415系鋼製車は、2022年9月23日のダイヤ改正で運用離脱しました。