JR西日本下関総合車両所(下関市幡生宮の下町)で17日、秋恒例の一般公開イベント「鉄道ふれあいフェスタ」が開かれました。あいにくの雨模様でしたが、各地から家族連れや鉄道ファンらが訪れました。


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車両展示では今回、JR貨物から電気機関車の借り入れが実現。岡山機関区からEF210-5がゲスト出演し、下関の元ブルトレ機 EF65 1126と顔を並べました。

 


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昨年に続きライト点灯、パンタグラフ上昇で展示されたEF65PF。今年はテールライトが「切」になっていたので、より営業運転時の雰囲気が味わえました。

 


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「関」のPFは、やはり関西ブルトレの姿がよく似合います。「あかつき」を付けるとまるで1990年代に戻ったかのよう。ヘッドマークが持つ力をあらためて感じます。


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EF65 1126の細部を見ると、エンドプレートの横に何やら見慣れぬタグが…。システムのことはよく分かりませんが、それぞれの車両の検査履歴情報などの管理・読み取りをするもののようです。いろんな業界で使われているものでしょうか。(あとで確認すると、昨年撮影の1130号機にも付いていました。観察不足でした)

 


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昨年、個人的には大感激だったEF65PFの運転室と屋根上見学は今年も1134号機で実施され、子どもたちに限り警笛を鳴らすなどの運転操作も体験できました。うらやましいですね。

 


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運転台にずらりと並ぶ各種メーター。

 


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運転室背面の機器室を眺めることもできました。手前には電動送風機、電動空気圧縮機、元空気だめなどが見え、その先に主抵抗器室があります。狭い通路やエアフィルターなど、スマートなEF65PFの外観からは想像もつかない、電機機関車の心臓部の一端がうかがえました。

 


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そのほか構内では、編成組み替えと解体が佳境を迎えている113系の姿があちこちに見られました。写真のクハ111-764は、運転台・ドア構造・SOSボタンの見学・体験用として開放され、解体前の「最後の仕事」をこなしていました。

 


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解体中の車両や、阪和色の113系も見られました。



 

最近は子育てがさらに忙しくなってきて、鉄道趣味の外出はよくよく考えると、今回5カ月ぶりでした。わずか1時間少々の訪問でしたが、久々自分の時間が持てました。