日本の鉄道全盛期、その象徴だった1等展望車。マイテ49 2は1938(昭和13)年以来、特急「富士」「つばめ」「はと」で活躍しました。61年の引退後は大阪・交通科学博物館で保存されていましたが、87年に奇跡の復活。同年6月、SLやまぐち号での営業運転を前に、小郡駅(現新山口駅)0番線で展示されました。


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初めて見たマイテ49のその重厚さは、とても印象的でした。当時はジョイフルトレインブームで多彩な展望車が登場していましたが、戦前からの「正統派」には、やはり本物の良さを感じました。ただ復活時にデッキの手すりが増設されたため、外観は若干損ねていました



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気品にあふれていた展望室。ドレスを着たお姉さんも「特別出演」

 


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1人掛けの回転いすが並ぶ1等室と、出入り口にある「1等」の表示



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この日はC571も一緒に展示されましたが、ヘッドマークもなく脇役に徹していました

 


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配布された乗車記念券