旧国鉄広島鉄道管理局が1986(昭和61)年、管内の小口団体向けに用意した「ふれあいパル」。キハ28・58形を改造した2両編成で、じゅうたん敷きの洋風ながら座席は掘りごたつ式になるなど、より日本人の感覚に近い客室となった。


れきてつ
1990年、小郡運転区で撮影したふれあいパル。パステルカラーに斜めストライプという派手な外観で、貫通扉をつぶして設けた展望コーナーの大きな窓がアクセントだった。

 


れきてつ
キロ59 507はパノラミックウインドウでスカート付き。1枚目写真のキロ29 504と違う表情を見せていた。
 


れきてつ
(防府ー大道、2005年)

 

 

小口向けでどこでも入線できたことから、山口県の沿線でカメラを構えているとたびたび遭遇した。引退したのは2007年で、ジョイフルトレインの中では、比較的長期間にわたり活躍した車両だった。