喜びや幸せとは.気付くもの…
かといって不幸なのに.無理やり幸せだと思い込めと言うものでもありません…
そう.悦びや幸せとは主観的なものでは有りますが.感覚.認識.感情.意志.主観という五蘊(五集合要素)を.どう働かせるかという事なのです…
既に沢山の喜びや幸せを持っているのに気付けずに.愚痴や不満ばかり言う人がいます…
愚痴や不満の中にいては.今.既に持っている幸せに気付き.その幸せを味わう事など出来る筈もないのです…
愚痴や不満ばかりの日々は.堅固で安定的な楽しさや.喜び.幸福感を発見することもなく.感覚.感情.主観に翻弄されても.愚痴や不満の中で.益々不幸になってゆくのです…
そしてその愚痴や不満は加速度をつけ.負のスパイラルへと陥ってゆくものなのです…
不幸でも.人間は現状を否定することはあっても.自分を否定することは出来ないのです…
ですから自分の不幸や不満の責任を社会や他人のせいにするのです…
物質文明社会.資本主義.拝金主義.情報化世界の中では.顕著な現象と言えるのです…
●幸せは気付くもの
今ある幸せが活力を生みだすのです…
前向きに生き.他人を思い遣ったり.他人を気使い.功徳を積む[心の余裕]が持てるのです…
そして豊かな心が育ってゆくのです…
(豊かな心と貧しい心)
●今ある幸せ(楽は苦の種. 苦は楽の種)
今.既にある幸せに気付く事が.楽しく幸せに生きる秘訣です…
※平和な社会は.大いなる幸せ
阿呆な政治家が権力を握れば簡単に消え去る平和な社会
愚か者が増えれば造作なく破壊される平安
※今日も元気に歩いてる
松尾芭蕉の[旅に病み .夢は枯野を駆け巡る]
病んでみて覚ったか.元気に歩いて旅する事ができるのは.実に幸せなもの…
※今日も生きている
惜しくも早死する人もいる.事故や災害で無念に世を去る善人もいる.何故か今日も生かされている(人間なんて当たり処が悪ければ豆腐の角に頭をぶつけただけで死ぬ事もある脆い存在)
※今日も美味しく食事できた
笑い事でも当たり前でもなく世界では今でも餓死者が毎年.何十万人.何百万人も出るのです。
※人間.自分が他から独立して自分の力で生きているという思いは錯覚.過信.無明.思い上がりでしかなく.天地自然.他人様.他の生命のお陰様で生かされているのです。
生きてるだけで儲けもの…
※他にも
無思考から脱出して智慧や記憶を駆使すれば幸せの種は、幾千.幾万と発見出来るはず。
四苦八苦は幸せの種
【四苦八苦】
生.老.病.死
愛別離苦
愛するものとも別れなければならない苦しみ
求不得苦
求めても得られない苦しみ
怨憎会苦
怨めしい人や憎らしい人とも出会ってしまう苦しみ
五蘊盛苦
五蘊作用(精神作用)が造り出す苦しみ
朝(あした)に道を聞かば.夕べに死すとも悔いなし
朝(あした)に生を授かれば.夕べに死すとも悔いなく過ごしましょう…
その為にも慈しみの心を育成してゆくべきなのです…