心的情報(カルマ)の連鎖 | 路傍の如来   多々方聖道石     

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♡こよなき幸せの仏教♡人々を堅固な安らぎ.喜び.満足.幸福そして大悟へと導く.大乗.小乗.宗派.部派を超越した不偏なる頂乗仏教.目覚め.乗り越え.解き放て.[覚醒][超越][解放][鑑定][供養][浄霊]
JR山手線.上野駅不忍口前
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輪廻の流れは.激しい流れ
不増不減.不生不滅 輪廻は続く…

昔から実に.物理.科学と仏教は相性が良く.時代を経るごとにお釈迦さまが説かれた仏教思想の正しさは検証.証明されて続けています…
そして生意気を言わせて頂けば.仏教思想から鑑みると現代の機械工学.物理.科学も発展途上ではありますが.それでも随分と発達したお陰で.難解な.お釈迦さまが説かれた仏教思想も随分と理解が進むかと思いきや.無常.変化生滅が摂理とは言え.エントロピーの増大と.真には仏教思想が理解出来ない愚かで.無明な者達の手により.乱れ.歪み.偏り.穢れ.堕落し.硬直化し.異質化し.その上.不毛な系譜を紡いで来た今の仏教と称する硬直したものに.真の仏教思想を理解させるのは容易ではなく.骨が折れるものですが.敢えて.今回は.人間型ロボットに付託して.輪廻とは何かを紐解いてみようと思います…

輪廻を理解する為には.先ず五集合要素(五蘊)を理る必要があります(詳細は下記の五集合要素を参照)
五蘊とは[引き寄せて結べは芝の庵にて.解くれば元の野原なりけり]と詠まれるように.人とは.五つの要素の集まり(色蘊(肉体的要素).受蘊(感覚作用).想蘊(感知.認知.識別などの作用).行蘊(意志.感情などの作用).識蘊(意識.主観などの形成作用)であり.そうして形成された意識を脳域に於いて思考を加えて顕在化し.その情報を潜在意識に蓄積しながら五蘊作用を繰り返しているのです…
つまり人型ロボットに付託して言えば.想念(想蘊)とは.経験.知識.記憶などの脳域の電気的メモリー情報とは器官であり.そのロボット独自のものと言え.引き継いでは行かない(置いてゆく)情報なのです…
それに対して心とは器官ではなく.汎ゆる器官との集合により現れる現象であり.その現象を生じさせる情報及びその形成力を業(カルマ)と言うのです…
そして人型ロボットの.CPUのOS情報が.生物における心的エネルギーに応り.基本情報と独自性を帯びた業(カルマ)という形成力(本質的意志.性質.性根)を.魂というような主宰的存在なしに.その心的な情報を.新たな人型ロボットに引き継いでゆくように.捕食の関係性に遵った.次の何か(微生物から人類まで)に.業(カルマ・因縁)として.其々の生物が具する機能.作用.能力に則して連鎖.継続してゆくのが.輪廻であり.この今生への執着.愛着(因縁)により.この時空に繋ぎ留められるの理由なのですが.しかしそれは決して咎.罪過などではなく恩恵であり.この世界への執着.愛着から解き放たずして.天地自然の理法は絶対安定世界へ成仏させたりはしないのです.欲呆けた愚かで無明な者達へ.無責任に成仏を説くカルトとは成仏を御花畑か天国の如く錯覚させているのであり.煩悩的な欲望という刺激により生かされている者達にとり.天界の上位次元に在る仏界は.苦痛(ドゥッカ)に他ならないのですから…
当然に天国や成仏を夢見ながら酔生夢死して.この時空に繋ぎ留められ.地獄(微生物・分解層)や餓鬼界(下等生物)畜生界(動物)へと.それぞれが.在るがまま.成るがまま…在るべき処.成るべき処へと連鎖継続してゆくのです…
因みに.六界は末広がりのピラミッド構造で.地獄のキャパは無尽蔵なのですから…

この世で多くを造りたる者は分解の縁あり…
この世で多くを費したる者は生産の縁あり…
この世で多くを奪いし者は奪われる縁あり…
この世で多くを恨みし者は恨まれる縁あり…
この世で多くを憎みし者は憎まれる縁あり…
この世で多くを慈しむ者は慈愛の縁あり…
激しき流れは果てしなく 
因縁の連鎖を晦まさず…

◆グラスマン次元
グラスマン次元(グラスマン数.複素数.虚数.波動関数)
唯物論者とは.僅か4%に過ぎない物質が.この世界の全てであり.残りの96%を無と捉えている偏り.浅薄.短絡的な.深淵なる真理を見ず.考えず.見ようともしない人だと言えるのです…
この世界は途方もなく膨大な一源のエネルギーの流動であり.その内の4%程がグラスマン次元(複素数.虚数次元)の影響下に於いて.例えるならば.丁度.左右どちらにも回る瓶のフタを右手と左手の両方で締め付け固定したような状態それにより.排他律や質量などを帯びたものを物質と言い.高次元に於いて.心的エネルギーを帯びた精神的要素(カルマ)を生命と言うのです…
※グラスマン次元(グラスマン数.複素数.虚数.波動関数)

◆笑い話…
おじいちゃんのお墓参りに来たご婦人が.墓石を綺麗に掃除し.縁(えにし)に惹かされて.自分の墓石に寄り添っていた蝿に転生したおじいちゃんを.汚らわしい蝿だと叩き潰しましたとさ…
さてそれは供養なのか.因縁を深めたのでしょうか…南無三宝
全ての生きとし生けるものたちへの慈愛や無駄な殺生を戒めるのは.輪廻思想に行き着き.それこそが真の先祖崇拝.先祖供養となるのです…

◆国民性を表した.それぞれ納得させる
メンタリティジョーク…
[イギリス人] ジェントルマンな行ないです
[アメリカ人]ヒーロー的行ないですよ
[ドイツ人] ルールに則った行ないですよ
[日本人] 皆んながしていますよ
[ロシア人]犠牲と愛国 ロシア正教
[インド人]理屈に適ってます 理屈っぽい
[中国人] 歴史がそう言ってますよ 
中華4000年の歴史(妄想的優越民族主義)
[韓国人] 優れたものは韓国が起源ですから 倒錯した優越主義(ウリジナル主義)


◆因 縁

一切万法 因果応報

一切万象 自業自得

衆生 心を浄めたまし…

衆生 因縁(悪)断ち切りたまし…

衆生 無明を晴らしたまし…

衆生 功徳を積みたまし…

煩悩に塗れる…

因縁深め…

無明の闇を彷徨いし…

者達ぞ.行き交う辻こそ適い…

如来 憐れみ辻に立つ…

輪廻の流れは激しい流れ…

法位に遵い.流れゆく…

一切万法 因果応報

一切万象 自業自得


◆精神性による価値観(法位)

渇望と存在欲に発する衝動による執着.愛着①肉体的・物質的レベル  

このレベルの人は物質主義的であり物事の獲得に価値を見出し物質的肉体的な安逸が主体的であると錯誤し.本質的には宗教や哲学でさえも物質的所有として[使えるもの]という認識でしかなく.それ以上の価値観を持ち得ません.ですからこのレベルの人達の関心は信仰によるご利益であったり御守護であったり恩寵や恩恵でしかなく.宗教(宗となる教え)や哲学には実は興味が余り持てなくて.物質的.肉体への価値判断が、精神的・存在的価値判断を上廻ってしまうのです…

②感覚・感情レベル      

このレベルの人には繊細な人が多く.好き嫌い.快不快.美醜などという主観的な感覚によりものごとを判断します…

これらの人達は感情による自我を満足させる物事に価値観を見出し.感覚的な欲望を満たす事こそが主体的であると見出し.善悪.浄不浄などという倫理感を上廻ったりします…

妄想的.神秘的な信仰に興味を持ちやすく.儀式のない宗教には魅力を感じない傾向があります…

③知識レベル          

このレベルの人は.知識欲が旺盛で知識や理論による理論武装で安心感を得ようとします…

自分の主観や概念に執着し.客観的な理解.認識.判断を避ける傾向があります…

所有の次元へと向かう感情に発する妄想が深まり易く.神秘的で迷信的な知識や思想に興味を示し[第三の目]とか[超能力]や「[霊力]といった得体の知れない物事を求める傾向があり.高じてはパラノイア度を深めてゆく傾向があります…

読書や学習を通して知識は豊富ですが偏っていて余り活動的.実践的ではありません…

[所有の次元を目覚めた心眼で眺めるならば.俗世の金財.名声.地位.権力などが塵あくたの如く映り.存在の次元において真に光り輝く」理性的で客観的な理解・認識能力による高次元への進化…

④知的レベル(感性)        

このレベルの人達は主に理屈や物事を客観的に観察し.理解.認識し発見してゆく事に関心があり.研究や開発などに価値観を見出します…その価値を所有の次元に置く時.大いなる発見や成果を得られない事による苦や悩みを生じますが.存在の次元に於いては観察し理解し確証を得る事が主体であり.結果としての発見や成果とは付随物(付き随がうもの)客体でしかなく.自己完結的なものなのです…

⑤叡智を伴う精神性レベル

このレベルの人達はカルマ(業)やサンカ-ラ(記憶の残滓)の浄化と存在としての価値観の向上に努め励みます…     

「寛大であるのも.慈悲深く施すのも.生きている今しか出来ない事」

⑥超越精神性レベル

このレベルの人達はある意味で霊性を具えて来ます(※不滅の霊魂とかではない)それは煩悩(存在欲)から解き放たれ.渇望(渇愛)の完全な消滅を果たし、五集合要素(五蘊)を制御し.渇望(渇愛)の再生存と再生成という軛(連鎖運動)を断滅した無我なる心的エネルギ-から顕現するのです…

「我れは我れにして我れにあらず.今あるは仮の姿」

人が完全へと向かう為には.注意深く客観的に啓発してゆかなければならない二つの資質があります…一つは慈しみであり.一つは叡智であり.慈しみとは慈愛.慈善.親切.寛容といった情緒的な気高い資質であり.叡智とは人間の知的な心の資質であるのです…

もし情緒的側面だけを発達させて知的側面を無視すれば.心やさしい愚か者と成りかねず、逆に知的側面だけを発達させ情緒的側面を無視すれば他人を考慮しない無情な知識人と成りかねない…

それ故に高い人の質(クオリティ).格(レベル).境地(ステ-ジ).度量(ラージ)を磨いて行くためには.情緒的側面である感情と知的側面である理性という両者を発達させて両極の中道に安定点を見い出せなければ.前向きで歓喜に満ちた平安な仏教的な生き方など達成する事など出来ないように.自らが向上してゆく為には叡智により自我を焼き尽くし無我な存在となる事と他者を慈しむ行為とは不可分に結びついた必須なものなのです…