90代の男性の生徒さんには、毎週一回 * フェルデンクライスメソッド の * FI レッスンを受けていただいています。
* フェルデンクライスメソッド… 脳神経系を活性化するための学習法
* FI… Funcional Integration 機能的統合
家の中では歩行器を、就寝時はベッドで…なので、日常生活で床に寝転がることはありません。ただ、レッスンは和室で畳に敷いたマットレスの上で行っています。
床からの立ち上がり動作をすることもレッスンのうちなのです。
マットレスの上でのレッスンを終えて立ち上がります。椅子に手、腕をついて体重を預けると同時に、片方ずつ足裏を床に付けてお尻を高いところへと持ち上げて立ち上がり、歩行器へと移行します。
先日は、上半身を起こして座った目の前に歩行器があったので、椅子を省略してみようかなと…チャレンジ!
歩行器は、椅子よりも座面が小さく 、メガネなどを入れるカゴも付けていて、体を預けにくい…どうかしら、と見守りました。
動いてしまわないように私が支える歩行器に手をかけて、生徒さん、一旦動きが止まります。
頭の中で、いろいろ考えていることでしょう「いつもと勝手が違うどうしたものか」と。
歩行器に頼るのを少なくして、自分の足に乗る、自分の足で支える感覚を強くしないといけません。
いつもと違う状況で体をどのようにコントロールしていこうか?と考えること自体、とても大切なことです。そして、戸惑いながらも、歩行器につかまって立ち上がる…立ち上がった後、いいお顔をされていました♪