「シェフ。お願いがある。」
私はシェフに連絡をとった。
「どうされましたか。」👨🍳
癌で闘病中の私の大切な大切な友だち。
私たちの祈りに反して、彼女の癌の進行は止まらない。
それでも今までは食欲があったし歩けたので、体調の良い時は食事にも行けた。
それが息苦しさが悪化し、恐れていた食欲低下でみるみる痩せてきてしまった。☟
彼女と一緒にいるパートナーも必死なのだが
本人も仕事があるし、料理も得意じゃないし
どうしたら良いかと頭を抱えている。
なんとかせねば、と思った。
私1人があがいたところで、どうもできないかもしれないけど
見ているわけにはいかない。
「ちょっとシェフに相談があって。
ZOOMで話せますかね?」
「夜でよければ。」👨🍳
約束の時間になって、シェフとZOOMで繋ぎながら
私は自分のプランを伝えた。
「・・・・かくかくシカジカ。
とにかく、彼女が食べたくなった時にいつでも食べれるように
身体に良くてエネルギーになるようなものが彼女と彼の冷蔵庫に
いつでも入っている状態にしたいのです!」
「なるほど。」👨🍳
「で、私ももちろんやるのだが、平日の日中は会社で時間取られてるから
手伝って欲しいんですよ。
やり方は2つ。
1. シェフに出張料理人として彼らのマンションに行ってもらって
1週間分の作り置きをしてもらう
2. 私とシェフで分担して料理を作ってデリバリーする。
どうすか。☝️」
「どちらでも協力しますよ」👨🍳
「ありがとうございますっ!!!神!!🙏
ギャラはお支払いしますからっ!!」
早速、私は彼女のパートナーにこの話を伝え
何かやらせてくれ、迷惑なら遠慮なく断ってくれ、と伝えた。
ほどなくして、彼女本人から連絡が来た。
家に入ってもらうのは無理だけど、届けてくれるなら本当に嬉しいと。
そりゃそうか。🙄
今の状況で知らない男を自宅のキッチンに入れるって無理だよな・・・・
よおっし!!!
デリバリー大作戦だ!!!👊
Uber ボンディングハートやったるわ!
その後追いかけるように、彼女のパートナーからメールが来た。
「She was very grateful and thankful for you!!
You are very generous and caring!」
あなたのレシピや料理を彼女はとても好きで、
今回のオファーについても
取りに行けないけど欲しいなー
お出迎えとか室内に入れることはできないけど食べたいなー
と言っていたので、もし受け取りだけでもよければとても嬉しいです」
Noooooo problem!!!💪
この際、栄養素うんぬんより、とにかく彼女の「好きなもの」で埋め尽くそう。
少しでも食べたい気持ちが湧くことが大事だ。
メニューを考えて、またシェフにすぐさま連絡を取った。
続きは次回。