実家に帰っていた
夫、太郎が戻ってきた。
1人で暮らすお義母さんの様子を気遣って
仕事の合間を見つけては顔を見に帰っているし
長い休みも、少しずらしながら
きちんと帰ってお義母さんと過ごす。
優しいな、と思う。
そして羽田から家に着いたのはいいのだが
なんだか機嫌が悪い。
「なに、イライラしてんの」
「荷物が重すぎなんだよ」💢
「は?」😒
投げるように床に置いた荷物から
大きい夏みかんみたいのがゴロンと転がった。
なんだ?と思ってみると
巨大な夏みかん🍊っぽいのが5個も袋に入っている。
「どしたの、これ」
「庭になってた甘夏。うまいんだよ。」
「うまいのはいいけど
こんなの5個も持ってきたら
そりゃ重たいでしょ。💢
肩だって、痛いっつってんのに。」
太郎は今、五十肩(?)に悩まされている。
激痛が走るらしく、夜中に呻き声を上げる。
肩は痛いわ、甘夏5個分の重さが食い込むわ、で
疲れ果てたんだろう。
駅も空港も、人で混雑だったでしょうし。
イライラモード全開だ。
しかし・・・・自分が持って帰ってきたんでしょー
当たり散らさないでほしいわ💢と
こっちの口調も刺々し出した矢先、
「おいしかったから
きみに食べてもらおうと思って
持ってきたんだよっ」
吐き捨てるように太郎が言った瞬間
固まった。
・・・・・・・。
なんて、いいやつなんだ😍
泣ける。
ありがとう。
でも5個も食べれない。
そうだ、ジャムにしよう。
それなら、君が肩の痛みをおしてまで
持ってきてくれた甘夏の
硬い皮も捨てないで済む。
甘夏のジャム
▪️材料
・甘夏4個 (800g)
・きび砂糖 300g
・蜂蜜 大さじ6
・お好みでレモン搾り汁1個分
▪️作り方
・甘夏の皮を剥きます
・白いワタの部分をスプーンなどで取り除き
薄くスライスする。けっこうたいへんだけど頑張る。
・実の方は皮を剥き、種は取り除いて一緒に煮込むので
お茶パックなどに入れておく
・皮を沸騰したお湯で2回茹でこぼし、そのまま水に2時間ほどつけておく
・ザルにあげ、流水でさっと洗い、水気を絞る
・絞った皮をお鍋にいれ、身をつぶしながら加え
ひたひた程度に水を注ぎ、砂糖、蜂蜜を加え中火で煮る
・沸騰したら弱火にしてアクをすくいながら
とろみが出るまで煮詰める。
味をみてレモン汁を加え酸味を調節する。
・熱湯消毒した保存びんに詰める。
パンにつけてももちろん
焼いたお肉に乗っけても、これだけで
塩なしで美味しく一皿できちゃいます👏
太郎の苦労がこれで報われる・・・・・
ありがとね・・・
ボナペティ🫶
続きは次回。
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