Part2からの続き。
英語と日本語歌詞の比較について
原田「原詞から見るレ・ミゼラブルを田村良太先生が!」
まずは「chain」という単語について。
ファンテーヌの病室にやってきたジャベールが新演出版では手錠を持っています。
これはなんでだろうと思う方もいるかもしれないけれど、英語では「chain」という歌詞が出てくる。
日本語歌詞には鎖という言葉は入っていないですが、そういう理由で手錠を持っているそうです。
『The confrontation 』対決より
ジャベール:You'll wear a different chain!
バルジャン:Before you chain me up like a slave again.
田村「このchainというワードは、A heart full of loveでコゼットの『♪切れない絆ね』=『This is a chain we'll never break』という歌詞で出てきます。コゼットこわいんですけどw」
和音「始めの囚人シーンにも出てきまし、あと最後も。」
最後というのはエピローグの「鎖は切れてみな救われる」の部分ですね^^
囚人シーンはどこのことかとわからなかったんですが、多分仮釈放のことかと。
日本語には出てこないけれど、バルジャンの歌詞に「Another jail,Another key,Another chain.」と出てきます。
原田「このワード、レ・ミゼラブルにおいては繋がりを表している。食物連鎖じゃないですけど(笑)!?」
田村「情や鎖など、色んな意味で出てくるんですよね。」
新演出版における歌詞変更について
和音「英語を日本語に訳す上で難しいなと思ったのが、エピローグでのバルジャンのセリフ。」
旧演出版では、「お前は 愛した母が 預けた子だ 私は父じゃない」でしたが、ここの歌詞ががらっと変わりました。
ちなみにこの部分を「♪私は母じゃない~」と歌ってしまったバルジャンが過去にいたそうです(笑)
和音「別所さんでしたっけw?」
原田「いや、別の方です(笑)」
新演出版では、ここは「お前は 母が命を 投げ出し私に託した娘」と変更になりました。
これは「父ではない」ことが最終的にメインで言いたいことではなく、「お前は母の愛を受けて私に手渡されたものなんだよ」ということを言いたいということからこのような歌詞になったとのこと。
凄く和音さんがいい話をしている中、原田さんと田村さんのコメントがいちいち面白くてツボでした。
原田さん「父じゃないって告白されてコゼットが衝撃を受けているうちに死んじゃったw」とか
田村さんが「うっすらと父でないことを伝えつつ…」と新演出の歌詞のことを言ってたり。
うっすらとっていうのが凄いじわじわくる、ダメだ…(笑)
さらに歌詞変更について続きます。
田村「マリウスの結婚式のシーン。」
旧「そうかやっぱり ジャン・バルジャンに救われた!」
この「そうかやっぱり」が「まさか」に変わったんですね。
「そうかやっぱり」だと前からうすうす気づいていたみたいになってしまうため、変更が加えられたそうです。
変更箇所をもうひとつ。
エポニーヌがマリウスをかばって撃たれるシーン。
マリウスの台詞「なぜ戻ってきた」→「いつ戻ってきた」に変わったと。
マリウスはエポニーヌが撃たれたことを知らないから、いつの間に戻ってきたのかというニュアンスになったそうです。
プレビュー公演中もいろいろ変更がなされ、昼に抜き稽古、夜プレビューを繰り返していたそうな。
日本語は最後に動詞がくるので英語とは表現の位置も変わってくるが演出家にはわからないから、「なぜそこで感情を表さないの?」と確認されることもあったそうです。
この段階ではまだその部分の歌詞が出てきていないからなんですよとすり合わせていった、と。
だんだん演出家も日本語を音で覚えてくるそうなんですが、何がよく耳に
残るかと聞いてみたら、ジェームスさんに「…なーいー」っていうのが多いって言われたそうです。
・幸せの世界に縁などなーい
・友はもういない
などなど確かに多いかも。
あと、「ラマルクの死」ってアンジョルラスが歌うと、外国のスタッフがフフッと笑うので何故かと思ったら「ラマルクのshit…!」って聞こえるんですって(笑)
世界最速のファンテーヌ
マリウスとアンジョルラス役のキャストは、波止場で警官役をやっているのでファンテーヌを2人で運び出す役目があります。
ファンテーヌは上手にはけて、舞台裏で下手に移動し着替えて病室のベッドの場面に移行するんですが、原田さん曰く「このスピードは和音ちゃんは世界一w」らしいです^^
知念さんと里さんの「南の島's」(←原田さん談)とはスピードが違いすぎて、スタッフさんもそれに合わせて実は大変なようで。
和音さん知らなかったみたいで、驚いてました。
高速で移動する和音さんファンテーヌを想像すると可愛いな。
脱線話に盛り上がっているとここで田村さんが一言。
田村「あの…いいですか、もう1時間過ぎてます!まだマリウスが出てきてないです…!」
衣装について
コゼットとマリウスの衣装がこれまでの黒ベース→青に。
コゼットは修道女のイメージではなく、マリウスが一目見て恋に落ちるためにエキゾチック、セクシーさ出したいというのが演出家の意図にある、と。
和音「ファンテーヌもコゼットも強い女性として描かれている。」
原田「エポニーヌはボーイッシュで、マリウスと同士であるくらいのイメージ。マリウス♡みたいな感じではない。」
盆がなくなったことについて
以前の盆の舞台は本当に素晴らしかったですよね。
時間の経過の表し方とか秀逸でした。
今回はレールでオートメーション。
転換スピードが速いのが特徴です。
スクリーンにはユゴーの描いた絵が映し出されています。
ユゴーのサインと、作品タイトルもユゴーの字なんだそうです。
田村「キャメロン・マッキントッシュがユゴーの絵にサインを入れてみんなにプレゼントしてくれました。」
そう言って、実物を持参し見せてくれました。
すごく素敵で私も欲しくなった。
和音「この絵、富士山に見えません(笑)?」
と、和音さんが冗談ぽく話をしてくれたんですが、田村さんが、
田村「富士山じゃないですよ、たぶん、絶対。」
って返答してて超ツボでした!
思わず和音さんも「本当にそんなこと思ってないよ(笑)!」って。
田村さん本当にいいキャラです。ほんわか。
コゼットとマリウスの出会いのシーンについて。
新演出で一番力を入れたシーンのひとつなんだとか。
コゼットーマリウスーエポニーヌの立ち位置が三角関係に。
原田「右肩が痛くなるくらい練習しました。」
どのタイミングでマリウスはコゼットに惚れてるのか?
田村「目が合った瞬間。」
原田「旧演出では、手が触れた瞬間に音楽が流れてたんですよね。」
無音の状態から音楽がなり始めるタイミングを指揮者の方と図るもの難しいらしい。
原田さんは、最近はもう若さん(指揮の若林さん)のタイミングに落ち着いてきたと。
田村「え…!僕は目が合って恋に落ちた!っていうときに音楽が流れます。
」
原田「それが若さんのタイミングなんだよ(笑)」
和音さんからお二人に質問が。
「一目惚れってありますか?」
田村さんは、ガーっとはいかないけど一目惚れはあるそうです。
原田さんはないっておっしゃってました。
この後は、ABCの学生のお話へ。
Part4に続きますー。
英語と日本語歌詞の比較について原田「原詞から見るレ・ミゼラブルを田村良太先生が!」
まずは「chain」という単語について。
ファンテーヌの病室にやってきたジャベールが新演出版では手錠を持っています。
これはなんでだろうと思う方もいるかもしれないけれど、英語では「chain」という歌詞が出てくる。
日本語歌詞には鎖という言葉は入っていないですが、そういう理由で手錠を持っているそうです。
『The confrontation 』対決より
ジャベール:You'll wear a different chain!
バルジャン:Before you chain me up like a slave again.
田村「このchainというワードは、A heart full of loveでコゼットの『♪切れない絆ね』=『This is a chain we'll never break』という歌詞で出てきます。コゼットこわいんですけどw」
和音「始めの囚人シーンにも出てきまし、あと最後も。」
最後というのはエピローグの「鎖は切れてみな救われる」の部分ですね^^
囚人シーンはどこのことかとわからなかったんですが、多分仮釈放のことかと。
日本語には出てこないけれど、バルジャンの歌詞に「Another jail,Another key,Another chain.」と出てきます。
原田「このワード、レ・ミゼラブルにおいては繋がりを表している。食物連鎖じゃないですけど(笑)!?」
田村「情や鎖など、色んな意味で出てくるんですよね。」
新演出版における歌詞変更について和音「英語を日本語に訳す上で難しいなと思ったのが、エピローグでのバルジャンのセリフ。」
旧演出版では、「お前は 愛した母が 預けた子だ 私は父じゃない」でしたが、ここの歌詞ががらっと変わりました。
ちなみにこの部分を「♪私は母じゃない~」と歌ってしまったバルジャンが過去にいたそうです(笑)
和音「別所さんでしたっけw?」
原田「いや、別の方です(笑)」
新演出版では、ここは「お前は 母が命を 投げ出し私に託した娘」と変更になりました。
これは「父ではない」ことが最終的にメインで言いたいことではなく、「お前は母の愛を受けて私に手渡されたものなんだよ」ということを言いたいということからこのような歌詞になったとのこと。
凄く和音さんがいい話をしている中、原田さんと田村さんのコメントがいちいち面白くてツボでした。
原田さん「父じゃないって告白されてコゼットが衝撃を受けているうちに死んじゃったw」とか
田村さんが「うっすらと父でないことを伝えつつ…」と新演出の歌詞のことを言ってたり。
うっすらとっていうのが凄いじわじわくる、ダメだ…(笑)
さらに歌詞変更について続きます。
田村「マリウスの結婚式のシーン。」
旧「そうかやっぱり ジャン・バルジャンに救われた!」
この「そうかやっぱり」が「まさか」に変わったんですね。
「そうかやっぱり」だと前からうすうす気づいていたみたいになってしまうため、変更が加えられたそうです。
変更箇所をもうひとつ。
エポニーヌがマリウスをかばって撃たれるシーン。
マリウスの台詞「なぜ戻ってきた」→「いつ戻ってきた」に変わったと。
マリウスはエポニーヌが撃たれたことを知らないから、いつの間に戻ってきたのかというニュアンスになったそうです。
プレビュー公演中もいろいろ変更がなされ、昼に抜き稽古、夜プレビューを繰り返していたそうな。
日本語は最後に動詞がくるので英語とは表現の位置も変わってくるが演出家にはわからないから、「なぜそこで感情を表さないの?」と確認されることもあったそうです。
この段階ではまだその部分の歌詞が出てきていないからなんですよとすり合わせていった、と。
だんだん演出家も日本語を音で覚えてくるそうなんですが、何がよく耳に
残るかと聞いてみたら、ジェームスさんに「…なーいー」っていうのが多いって言われたそうです。
・幸せの世界に縁などなーい
・友はもういない
などなど確かに多いかも。
あと、「ラマルクの死」ってアンジョルラスが歌うと、外国のスタッフがフフッと笑うので何故かと思ったら「ラマルクのshit…!」って聞こえるんですって(笑)
世界最速のファンテーヌマリウスとアンジョルラス役のキャストは、波止場で警官役をやっているのでファンテーヌを2人で運び出す役目があります。
ファンテーヌは上手にはけて、舞台裏で下手に移動し着替えて病室のベッドの場面に移行するんですが、原田さん曰く「このスピードは和音ちゃんは世界一w」らしいです^^
知念さんと里さんの「南の島's」(←原田さん談)とはスピードが違いすぎて、スタッフさんもそれに合わせて実は大変なようで。
和音さん知らなかったみたいで、驚いてました。
高速で移動する和音さんファンテーヌを想像すると可愛いな。
脱線話に盛り上がっているとここで田村さんが一言。
田村「あの…いいですか、もう1時間過ぎてます!まだマリウスが出てきてないです…!」
衣装についてコゼットとマリウスの衣装がこれまでの黒ベース→青に。
コゼットは修道女のイメージではなく、マリウスが一目見て恋に落ちるためにエキゾチック、セクシーさ出したいというのが演出家の意図にある、と。
和音「ファンテーヌもコゼットも強い女性として描かれている。」
原田「エポニーヌはボーイッシュで、マリウスと同士であるくらいのイメージ。マリウス♡みたいな感じではない。」
盆がなくなったことについて以前の盆の舞台は本当に素晴らしかったですよね。
時間の経過の表し方とか秀逸でした。
今回はレールでオートメーション。
転換スピードが速いのが特徴です。
スクリーンにはユゴーの描いた絵が映し出されています。
ユゴーのサインと、作品タイトルもユゴーの字なんだそうです。
田村「キャメロン・マッキントッシュがユゴーの絵にサインを入れてみんなにプレゼントしてくれました。」
そう言って、実物を持参し見せてくれました。
すごく素敵で私も欲しくなった。
和音「この絵、富士山に見えません(笑)?」
と、和音さんが冗談ぽく話をしてくれたんですが、田村さんが、
田村「富士山じゃないですよ、たぶん、絶対。」
って返答してて超ツボでした!
思わず和音さんも「本当にそんなこと思ってないよ(笑)!」って。
田村さん本当にいいキャラです。ほんわか。
コゼットとマリウスの出会いのシーンについて。新演出で一番力を入れたシーンのひとつなんだとか。
コゼットーマリウスーエポニーヌの立ち位置が三角関係に。
原田「右肩が痛くなるくらい練習しました。」
どのタイミングでマリウスはコゼットに惚れてるのか?
田村「目が合った瞬間。」
原田「旧演出では、手が触れた瞬間に音楽が流れてたんですよね。」
無音の状態から音楽がなり始めるタイミングを指揮者の方と図るもの難しいらしい。
原田さんは、最近はもう若さん(指揮の若林さん)のタイミングに落ち着いてきたと。
田村「え…!僕は目が合って恋に落ちた!っていうときに音楽が流れます。
」
原田「それが若さんのタイミングなんだよ(笑)」
和音さんからお二人に質問が。
「一目惚れってありますか?」
田村さんは、ガーっとはいかないけど一目惚れはあるそうです。
原田さんはないっておっしゃってました。
この後は、ABCの学生のお話へ。
Part4に続きますー。