ブログ再開します
新年あけましておめでとうございます!もう半ば過ぎですが、、、
まずは能登の地震で被災された方々に心より哀悼の意を表します。
ウチのお店の卒業生が七尾でお店をやっているのもあって他人事とは思えない、いや、そうじゃなくても本当に心が痛みます。
本当に涙が出ます。
正直なところ、こんな呑気にブログ書いたりお店の宣伝的な事を呟いたりしてる場合ではないと思います。
今だに不明な方や、ご家族を亡くされた方の報道を見ていると、こんな事してていいものかとも思います。
でもとりあえず僕らは実際的なものごとをコツコツ進めて行くしかないのかなと考えました。
今はとても行ける状況じゃないみたいですが、落ち着いたら現地に行って出来る事を手伝いに行きます。
さて、昨年は4月から、初めての調理場1人、猪木さんじゃないけどこの道はどうなるものかと危ぶむなかれ、行けばわかるさ〜〜の気持ちで地道に働いてきました。本当に“どうなるんだ?“と言う気持ちと“やるしかない“と言う気持ちでした。
12月はおかげさまで通常営業も忙しく、加えて大口のテイクアウト、おせち料理の仕込み、クリスマス、取材の依頼など、やりすぎやろ?とも思ったけど妻のフォロー、アルバイトの人たちの助けもあってなんとか乗り切れました。
訳あってがむしゃらに動きたかったのも本音です、、。
僕1人で全てやったわけではないものの、こうして新しい年を迎える事ができて、いささかの自信になりました。
とは言え、ワンオペの先達者、先輩たちに比べればまだまだ。
もっと工夫が必要かな。
でも少しずつ、コツみたいな事もわかってきました。
それと今日いらした、同業で、ある著名な方が、今は調理場何人でやられてるんですか? 1人です。
と言うと「いいですねー」と。
何だか嬉しくなりました。
大抵の人が、1人でやってると言うと、大変だねーとか、(多分シニカルな意味で)すごい、とかそんな言葉ばかり。
1人で大変なのは間違いないけど、ある意味において
自由で、楽しく仕事ができてます。それに妻がかなりフォローしてくれてるので全く1人のわけじゃないし。
疲れたら座って休んでもいい。間に合わなかったら後回しにしてもいい。お腹が空いてなければ、後でごはんを食べても誰も文句は言わない。
踏ん張る時には踏ん張らないといけないのはもちろんだけど。
真面目にTake it easy みたいな。
もちろん手抜きはダメ。
一皿の料理に手間をかけすぎたり、やった事のないものに挑戦をしても、全部自分のためになる。
時には自分の不得手のものの練習もできる。
でも、いずれにしろお客様の満足や喜びが僕らの使命であることに変わりはないけれど。
だから今思っているのは、普通のレストラン、飲食店でありたいって事です。
つまるところ、お客さんにとって僕が調理を1人でやってるのは関係ない事なので、
お店で受け入れられるマックスの人数は今より増やせないにしても、いらしたお客様にはそんな事は感じさせない時間を過ごしてもらいたいし、当日予約とか、テイクアウトとか、なるべくお客さんにNOとは言いたくないなぁ。
まぁ、すぐに全部はできないかもしれんが、とりあえずできる事を増やして行こうと思いました。
それでこのブログを再開しようと思います。
投稿の頻度はまちまちになるだろうけど、ある程度定期的にアップして行きます。
今でも時々、お客さんや料理人仲間にブログ楽しみにしてますとか言われると何だか少し繋がってるように感じます。
今まで冬眠状態だったのは、おんなじような事ばかり書いてるように感じたのと、ある時からブログのためのブログみたいになってたから。
こないだ読んだ河合隼雄さんの本に「言葉から出て、言葉に出る〜」って書いてありました。
僕ももっと自然体に思った事を書いて行こうと思います。
皆様本年もボンシュマンをどうぞよろしくお願いします🙇