みなさんは座右の銘はありますか?
私は座右の銘がコロコロ変わります。(笑)
コロコロ変わるのですから、それは座右の銘とは言えないでしょうが、
それでも、それを支えに生きるのですから、それはそれでいいかなって思ってます。
今、私を支えているのはこれです。(長いけど、座右の銘に文字制限はありません)
好胤とは、法相宗(ほっそうしゅう) 薬師寺(やくしじ)
高田好胤(たかだこういん)さんのことです。
上座部仏教(初期の仏教)は戒律が厳しかったり、修行僧が悟るためだけのものでしたが、
日本に伝わった大乗仏教はみんなが仏になれると説きました。
「わたしだけのもの」ではなく、「みんなのもの」だよと、日本に伝わったんですね。
その大乗仏教の核心的立場が、「空(くう)」という考え方です。
私は、ひろさちやさんという仏教評論家が昔から好きで、
本は30冊以上は本棚にあるんですが、「空」のことを
「なんだっていい」
「どうだっていい」
「どっちだっていい」
「迷ったらサイコロの目で決めればいい(デタラメ=出たら目)」
って、大真面目に言ってますよ。(笑)
一見、投げやりな乱暴な言葉ですが、その真意は、高田好胤さんと全く同じなんですね。
人生は思うが儘にならないですね。
つらいこともありますよね。
泣きたいこともありますよね。
なぜ私がって思いますよね。
そんな時は、大抵は視野が狭くなっています。
考え方が、かたよっているから、苦しみます。
考え方に、こだわっているから、苦しみます。
考え方に、とらわれているから、苦しみます。
考え方が、狭いですよね。
ものごとが、正しく見えていませんよね。
だから、苦しいんですよね。
そんなときは、
「かたよらない、こだわらない、とらわれない、
ひろくひろく、もっとひろく」
を思い出してほしいと思います。
いまはピンと来なくていいんですよ。
これからいろいろ人生を積みかさねて、いっぱい笑って、いっぱい泣いて、
その時、「ああこのことだったのか」と実感する日がやってきます。
ぜひ、つらいときは、この言葉を思い出してみて下さいね。 合掌。
(我が家の仲間たちも合掌)