昔、フォークソングが流行ったころ、猫(ねこ)というバンドがありました。
猫のヒット曲の中に「地下鉄に乗って」というのがあったのですが、
コロナ禍厳しい中ではありますが、今日も地下鉄に乗って出かけました。
ご興味ある方はどうぞ。(ない方はスキップ、笑)
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https://www.youtube.com/watch?v=5WtYWvRXBZM
地下鉄の中刷りには素敵な詩が紹介されていて、これはその中の一つ。
コロナ禍の中、私が私であるために「行かなければならない」場所に行きました。
「行きたい場所」
「行かなければならない場所」
「行きたくないけど、気力で頑張っていくべき場所」
いろいろその時であるでしょうが、
皆さんにも、きっと「行かなければならない場所」はありますよね。
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今日のご講師は、東京都中野区正行寺 岩佐准光師
ご講師のプロフィールは、時間があったら法話と共に見てみて下さいね。
因みに、今日もニュートンさんのりんごの話はされていましたよ。(笑)
コロナは「わからない」から怖い。
わからないものに対して、人は恐怖を感じる。
死ぬこともそう。
昔から「死」は人にとって最大の恐怖
・死んだら、鬼籍に入る(閻魔大王の手帳に記載される?)
・死んだら、茶碗を割る
・死んだら、棺を回す
・死んだら、塩をまいて穢れ(けがれ)を落とす
・死んだら、草葉の陰にいる(草葉の陰で見守る?)
・死んだら、冥福を祈る(暗い場所にいくので幸せを祈る?)
死んだら、自分の親しい人や、まして自分が亡くなった時に、
穢れているとか、帰ってこなくていいとか、悲しくないですか?
また、お盆時だけは、帰ってきていいよ。
でも、3泊4日しか帰れずに、また来年ね。バイバイ。
これも悲しいよね。
帰るところは、暗いところ?
死ぬ帰るところは、一人ぼっち?
死ぬことは、そんなことではないよ。
死ぬことは、穢れではありませんよ。(実際、浄土真宗では葬儀に塩は不要)
亡くなった方は、みんなで再会できますよ。
というのが、日本で門徒数№1の浄土真宗の立場です。
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今日の境内の蓮。
白い蓮もきれいですね。
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法話後は自宅に直帰のために、再び地下鉄に乗車。
帰りの地下鉄の車中の中刷りを見て、今日の岩佐師のお話が再びイメージされました。
亡き人を思い出す習慣が必ずあるから、日本は情緒があっていいですね。
今日も無事に終われるのは、まぎれもなく、他力(守られるチカラ、はたらき)のお陰です。
有難し。
有難し。(^^)/