若い頃、阿弥陀に向かって

「衆生がみな成仏してしまうまで

正覚は取らんと言うたのに、

オイ阿弥陀、では俺をどうしてくれるんじゃ」

と思ったが、

これはワシの間違いであった。

弥陀の主観には迷いはないのであった。