絶対に稼げないと断言する。作りかけのアクセサリーを持って【お試しコンサル】に臨むひとたち。
わたくしは年間に新規で150人ほどから
物販の相談を受けている。
【お試しコンサル】
は毎月の顧問コンサル移行を決める、
判断のための時間。
相談者には、
わたくしのコンサルタントとしての
技量を試してもらい
わたくしは、応援し続けられる相手かどうかを
見ている。
なんせグループコンサルとは違って
マンツーマン指導。
責任も重い。
お金と交換に
私のメソッドを教えるのだが、
毎回、
全身全霊。
１日に2人以上は受けられないほど消耗する。
だから、
わたくしも相手を選んでいる。
情熱を傾けられる相手なのか、
成功を応援したくなる相手なのか。
毎月ずっと、人によっては何年間も
コンサルすることになるわけだから、
わたくしもかなり慎重になる。
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努力することなく、
売り上がる方法はないかと
わたくしの元をおとずれる人たちがいる。
もちろん、そんなことを
ハッキリと口にする人はいない。
が、
本当にすぐわかる。
【お試しコンサル】スタート直後に
わかってしまう。
彼らには共通点があって、
本当に一事が万事。
【楽して確実に稼げる方法】を探している。
口ぐせも同じだ。
「無駄足をふまない」
「可能性があれば挑戦したい」
まるで、
そんなふうに考える自分たちは、
ムダなことには手を出さない
『賢い人間なんですよ』と
自慢している風でもある。
これは裏を返せば、
色々と試すのは嫌だ、アイデアもないが、
可能性がないものは挑戦する気もない
と言っているのと同じ。
だから彼らは、
作りかけのものを持ってくる。
わたくしに
「これはいい、売れる可能性がある」
と言われたら完成させよう、と思っている。
この時点でわたくしは
相当に萎えてしまう。
未来の希望がないからだ。
完成されていない商品はよくわからない。
お客様を納得させるクオリティがあるのか、
世界観を持っているのか。
強度は？使用感は？
だいいち、情熱がない。
芸術家だとしたら、
形にしたくてたまらないハズではないのか？
ハンドメイド品を売りたい主婦でも、
わたくしに会うまでに数ヶ月はあったはず。
この時点で作りかけなら、本気で商売する気があるのか？
一瞬にしてわたくしの頭の中は
このような疑問でいっぱいになる。
そう、彼らは、
誰かからお墨付きをもらうまで、
挑戦しないつもりだ。
無駄足は踏まないと決めているので
試行錯誤してこない。
なので
「この場で返金するから帰ってくれないか？」
と提案することもある。
お互いに命の無駄なので。
ただ、
皆さん新幹線や飛行機などに乗って、
時には海外からみえることもあるので
無下には扱いにくい。
でも、
この思考パターンの人たちは
わたくしは絶対に稼げない、と考えている。
その理由は、
挑戦する気も、
無駄なことをする気もない人間は、
商売の入口にも立てないからだ。
商売とは不確かで、
成功者のマネをすれば絶対に稼げる、
なんて保証はどこにもない。
極力失敗しないように
学んで学んで、準備して、
考えて考えて試していくしかない。
試行錯誤できる人間が強い。
だから、
努力も試すこともしない人間は
起業家には向かない。
稼ぐとか、ファイヤーしたいとか考えずに、
誰かに雇われて働きつづけるのがおすすめだ。
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わたくしは昔読んだ、
マリー・キュリーの伝記の中に
次の文章を見つけて以来、くり返し挑戦することはあたりまえだと思っている。
「成功するまでに9999回の失敗があった。でも1万回目に成功した。」
これを読んだ時わたくしは
(成功するまでやるから成功する)
んだな、と思った。
以降、成功したかったら
成功するまでにやり続けるしかない、
と考えている。
偉大な科学者、キュリー夫人でさえも
9999回も失敗したのだから
凡人であるわたくしたちが
失敗しても何ら不思議ではない。
成功したかったら、
成功するまでやればいいだけなのだ。
