配達中に警察に連絡!だって人が倒れてるんだもの

朝4時、マンションへの配達!と張り切って新聞をかかえ、裏口から入ろうとしたら、えっ!

え〜〜!!!

人がうつ伏せに、倒れてる。寝てる?ぶっ倒れてる。
女の人。

周辺に、靴が、バックが、散乱してるー。

近寄ると、息はしている。
「大丈夫ですか?」
何度か呼びかけるも、反応なし。肩をトントンしましたが、変化なし。

背も高い方のようで、私では、運ぶこともできそうになく。
天候も、凍えるなんてことはないので、慌てなくてもいいかもしれないけど、七夕祭りですから、飲み過ぎたのだとしても、このままにはできません。

警察に電話。(こういうことがあるたびに、やはり、スマホを携帯しててよかった、と思う)

5分ほどして、パトカーで、男性と女性の2人の警察官が到着。
あーよかった。

近くの荷物を早速しらべると、免許証があったらしくて、身元確認できそうだと。あと、財布の中も、とられた様子はないとのこと。

警官が「お姉さん!」と、何度も呼びかけても、いびきをかいて、まだ、起きる様子はなく・・

「あの、まだ配達の途中なもので・・」と私。

「あとは、引き受けました!ご苦労様でした!」と、警官。

あー、ほんとに、びっくりしたなぁ。久しぶりだよこんなこと。

でも、生きててよかったよかった。

スクーターを走らせながら、ふと、思い出したのは、父のこと。

30年も前だけど、仕事先から、父が倒れたと連絡があり、病院へ行くと、父の持っていたものが、枕元に並べられていて。その中に、財布もあったなぁ。
きっと、父も倒れた時に、そばにいてくれた人が、救急車を呼んでくださったんだよな。
今頃だけど、お世話になりました、ありがとうございました、と思う。

だって、その当時、私はまだ、短大を出たばかりで、母がいろんなこと全て、やってくれていたから。

あー、最近、おかあさんと呼ぶことばかりだったけれど(心の中で)
おとうさん、と今日は呼びかけた。

おとうさん、おかあさん。

あっ!今日は七夕!

もしかしたら、母が来るのを、父は、ずっとずっと、待っていたのかしら?
まるで、織姫と彦星みたいに。

わぁ、ロマンチック💕

父が亡くなったばかりの頃、少しだけ、母から、父とのロマンスを聞いたことがあった。

これからは父と母、またいっしょにいられるのね。よかった。

七夕、事件、そして、父と母のこと。
今日は、七夕だけど、珍しく、雨降ってないな。