この2冊に共通しているキーワードは「名前」。


「しあわせになあれ」の絵本では、あなたの名前には、しあわせになあれという願い、祈りが、込められているよ、と。
もとは、合唱曲なので、言葉はとてもシンプル。だからこそ伝わるものがあるのかもしれない。絵を見ながら、ゆっくりと味わうのも良いし、絵本についているQRコードで、合唱曲を聴きながら、ページをめくっていくのも、よい。新たな感動に、心があったかくなる。
私も、ときおり、読み返したくなる絵本なのだ。
そして、また私にそう思わせてくれたのが、もう一つの写真の本。
保護犬とのご縁に、深く感動した若き写真家が、自費で作られた冊子。






それは、ドキュメンタリーで、本当のお話が素敵な写真と共に、丁寧につづられている。保護犬、もと野犬たちが、どのようにして、家庭に迎え入れられていくか、綺麗事ばかりでなく、真実を伝えている。保護犬についての情報も、一つ一つ、ドラマのように、綴られている。
だから、終わりには、あたたかな気持ちになるのだ。何より美しい写真。



「犬に名前をつける時
  それは命への責任が生まれる瞬間」

1ページ目に書かれた、この言葉を見た時、頭に浮かんだのが、絵本「しあわせになあれ」だった。
人も、犬も、関わる人々にとって、同じ命の重さ。
それが、名前、というキーワードで、ぴたりとつながった。


私の今年の夢の一つは、「保護犬を家に迎えた方たちへの絵本セラピー」だ。
この2冊は、必ず、読みたいと思う。
できたらいいな。できるといいな。


そして、




そして・・この若き写真家と、そのご家族が愛する保護犬サムエルは、私の愛するあいこと同じ.保護団体ffdogconnect.jimdofree.com出身の同級生わんこ。


こうして繋がれたご縁は、宝物だ。



ずっとのお家を待っているわんこたちを、心から応援し続けたい。