何日か前に放送された番組で、自分の開発したメニューの品を、その筋のスペシャリストに、試食してもらい、合否を出してもらう、というものがあった。


Aさんは、自信作として出したものが、続けざまに、不合格。

最後に、これだけは、と、出したものも、不合格となってしまった。


そこでAさんは、涙をにじませながら

「自信がなくなりました・・」と呟いた。


それを受けて、判定を下した1人のスペシャリストのかけた言葉が、新鮮だった。


「自信がなくなったとか、そういうことじゃないんだよね。

根気よく、試行錯誤していくこと。

それしかないのでは?」


久しぶりに聴いた、「根気よく」

というフレーズ。


その使い方が、とても的を得ていた。


私も、過去に、自信を無くした、そう言葉にしたことがあったと思う。

あるいは、自信がない。


自信がないからできない。なら、自信ができるまで、永遠にできないの?という事になってしまう。

チャレンジ、試作、それを何回もするからこそ、よし!と思える瞬間に出会うのだ。

それを自信というのなら、自信がないとか、なくなったのなら、再び、チャレンジするしか道はない。


それは、一回や二回で、済むことでもない。それでも、それを続けていくこと、その大切さを、

「根気よく・・」という言葉で、アドバイスしてくれたのだと思う。


それまで、辛口の審査をしていた、スペシャリストのアドバイスが、決して特別なことではなく、何回も、いろんな場面で、耳にしてきた、言葉であったからこそ、惹きつけられた。


根気良く・・・


私が根気良く続けてきたことは、何だろう。

これから、根気良く続けていきたいことはあるだろうか。


4月から、半年となる9月。

振り返りの、大きなヒントになりそうだ。