”ぼたもち”   ”おはぎ の違い

知っていますか?




日本の行事で

彼岸は春と秋にあり
その代表的な食べものは




🌸春の彼岸 🌸
ぼたもち  彼岸団子 精進料理




🍁秋の彼岸🍁
おはぎ  彼岸団子  精進料理




春と秋の違いは 

”お餅” となっています



それぞれの違いを

見ていきましょう




🌸ぼたもちってなぁ〜に?🌸



ぼたもちを作る春は

小豆の皮が固くなります



そのため皮を取り除いた

こしあんを使用



春に咲く牡丹の花のように
大きな丸い形で作られました



🍁おはぎってなぁ〜に?🍁


おはぎは 秋のお彼岸

代表する食べもの



秋の七草のひとつである

萩の花と小豆の形状が

似ているため「おはぎもち」

と呼ばれていたのが
「おはぎ」に変わったと

されています




秋に収穫したばかりの

小豆は皮が柔らかく
皮も潰してぜんぶ食べられます



そのため秋のおはぎには

粒あんを使用





萩の花のように

細長い俵型のような形状で
作られました



日本文化って

すごいと思いませんか?



季節のお花と食べものを
上手くリンクさせて

五感で楽しむ





そこには自然の恵みに対する

感謝がてんこ盛りで

伝わってきます







そして 幕末の頃
おはぎが長州(山口県)

応援するツールとして

使われていたことも

あったようです




天皇と毛利家が
親戚関係にあり

長州藩(萩藩)が天皇への
挨拶を欠かさなかったこと

などから京都の人達

長州びいき




こっそりと長州を

応援していました




ただ 長州は

幕府に目をつけられ
幕末の京都には幕府の役人が

いたるところで

目を光らせていました




役人に気づかれないように
長州を応援したい!
京の人達が考えたのが 



”おはぎ” 
🍵



漢字で書くと”お萩”
(※萩藩=長州藩)




写真のように

3つ並べてお箸を置くと

幕末に長州をおさめていた
毛利家の家紋になるのです




おはぎのお値段は
萩藩三十六万石にちなんで
三十六文(一文は約12円)




値切ろうとしても
一銭もまけなかったとか
(※戦に負けないという意味)



”すんまへんなぁ

これだけは一銭(一戦)も

負けられへんのどす”





結構  大胆な応援だと

思うのですが
おはぎが江戸時代後期
大人気スイーツだったことが
わかります




そして  長州をひそかに

応援してくれた京都に
とても親近感が湧いてきました



写真は1845年創業
江戸時代から続く

柳井最古の老舗和菓子屋




ひがしや菓子店 さんの

おはぎです(保存料不使用)




自然の恵みと御縁に感謝して

いただきますお願い