モルダウ川の西岸、小高い丘フラッチャニにそびえ立つプラハ城
ここには旧王宮のほかにミュシャのステンドグラスもある大聖堂や
黄金小路、歴史的な建物を利用した博物館や美術館などみどころが
たくさんあるので、まずはプラハ城の正門で正午に行われる衛兵交代
のセレモニーからご紹介します。
城の正門はプラハ城の南西、フラッチャニ広場から第1の中庭に入る
ところにあります。
門を飾っている2体の力強い彫像は「戦う巨人達」で、18世紀後半に
イグナーツ・ブラツェルによって作られたもの。
門の脇には儀礼服で身を固めた城の衛兵が直立不動で立ってます。
このプラハ城を案内していただいたプラハ在住13年の方にこのセレモニーを
見るベストスポットとして教えてもらったのがこの「戦う巨人達」の左手の格子
の前。こっち側の巨人ね…
正午の衛兵交代セレモニーの時間が近づくと、中庭で準備が始められるので
一般的にこの中庭に人が集まってきますが、実は中庭にいては2つ行われる
セレモニーの片方しか見られないんです。中庭と門のところの2つの
セレモニー、両方をいい位置で見るならこの左側の彫像側の格子のあたりを
この子みたいに遅くても11:45に着いて場所をとるのがおすすめです。
さっいよいよ始まりますよ!
音楽隊のファンファーレにのって衛兵さん達が行進して入場してきました。
写真じゃ伝わらないですよね、動画でどうぞ!
中庭から交代する衛兵さんが門の外へ、いよいよ交代の儀式です
このあともう1つの門で交代をしてきた衛兵さんも帰ってきて
音楽隊のファンファーレ太鼓によってまた退場行進。
もうね~なんていうかな、空気がピーンと張ってなんともいえない緊張感
でしたが、厳粛な行事、とても貴重なものを見ることが出来ました。
このセレモニーは正午のみですが、衛兵交代は毎正時行われるので
城内を歩いていると交代へと向かう衛兵さんとすれ違ったりもします。
プラハ城に行くことがあったら、この衛兵交代はぜひぜひ見て下さい!