国際鉄道模型コンベンション・最終日はクリニック三昧 | 書斎の汽車・電車

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 国際鉄道模型コンベンション(JAM)、ことしは諸事情により中日は「ウヤ」となりまして、最終日に再び出かけました。

 

 今日は「クリニック」をハシゴします。その合間に各クラブの皆さんの展示を拝見したり、各メーカー、模型店等のブースを冷やかしたりと、何かと慌ただしい一日となりました。

 

 まずは、髙木宏之氏による「南満洲鉄道の蒸気機関車」です。「ミカド三兄弟」と「パシナ」を中心に、満鉄の蒸気機関車の特徴を解き明かしていこうという内容で、同時代の米国蒸機との比較論、「パシナ」の色(濃藍色が正しいようです)など大変興味深く拝見しました。やはり、鉄道省の機関車と比べると、満鉄の機関車の先進性が際立ちますね。

 

 続いて、「国鉄旧性能電車」(同じ時間帯の「C622のカスタム運用」にも惹かれましたが、泣く泣く断念しました)を受講しました。パンフレットには、講師として宮下洋一氏のお名前がありますが、実際にはカトーの関良太郎氏とお二人で担当されていました。

 宮下氏が著された「旧形国電シリーズ」(ネコ・パブリッシング)に収録出来なかった写真の紹介、関氏がプロデュースされたカトー「飯田線シリーズ」、特に「流電」の製品開発秘話、そして「旧国」といえば避けて通れない「偶数向き・奇数向き」にまつわる解説など、個人的に「旧国ブーム」が続く私にとっては、本当に夢のような1時間半でした。

 

 クリニック、この日のために準備をされた講師の皆様やスタッフの皆様に改めて御礼申し上げます。楽しい時間を過ごすことができました。

 そして、クリニックの終わりとともに、今年のJAMもおしまいです。ここまでご紹介できていないモデラー諸氏の作品については、次回以降お目にかけます。

 今回のパンフレットです。