徳島の駅弁 | 書斎の汽車・電車

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 毎年この時期は、京王百貨店新宿店の『元祖有名駅弁と全国うまいもの大会』(駅弁大会)に出かけて、「これは!」という駅弁(と全国の銘菓、珍味など)を買い求めるのが常となっております。

 今年も、感染再拡大は心配ではありましたが、先日出かけてきました。いつものことですが、毎年必ず買う「定番」に加えて、何か新しい駅弁はないかと会場内を歩き回ります。

 で、今年の「掘り出し物」(?)はというと、徳島県 徳島線の『阿波尾鶏トロッコ駅弁』ということになりましょう。

 デパートのチラシによれば、「駅弁ない県の復活駅弁」ということになります。駅弁といっても、通常は「藍よしのがわトロッコ さとめぐみの風」車内限定発売だそうです。トロッコ列車の車内限定とはいえ、駅弁が姿を消していた徳島に「復活」したものです。

 中身はというと、徳島特産の地鶏「阿波尾鶏」(もちろん阿波踊りに因んだネーミングです)をふんだんに使った弁当です。各地の牛肉弁当と海鮮弁当が覇を競う駅弁大会にあって、鶏肉主体の弁当はどうしても不利になりがちですが、この駅弁、健闘しています。メインの鶏肉は程良い歯ごたえと甘みがあり、大変おいしくいただきました。鶏そぼろ飯もなかなかいけます。そして、付属の「すだち果汁」(私の写真には写っていませんが)をかけることで、各食材の味がさらに引き立ちます。

 久しぶりに、おいしい駅弁と出会いました。こうした出会いがあるので、駅弁大会通いはやめられません。

 なお、京王デパート7階の「実演」コーナーでは、ウニ、イクラ、のどぐろ等に押されてか、姿を見なくなった穴子弁当ですが、4階の「輸送駅弁」コーナーでは健在で、ほっと一安心しました。

 駅弁大会は20日(木曜日)までの開催となります。おいしいものに出会いたい方にはおすすめです。