私がデザインする、
ボン・ブリコラージュは、
アドバンストな生き方と
そのファッションを応援するような、

そんなモノつくりを目指し、
日々動き回っています。

そんな中、

先日、ふと思い出して、
観た、

「ダイアナ・ヴリーランド 
伝説のファッショニスタ」
というドキュメンタリー映画のDVD。

5年程前に上映されたものです。

40年代50年代に、
ファッション誌「ハーパース・バザー」で
カリスマエディター(編集者)として活躍し、
60年代以降には「ヴォーグ」の編集長を経て、
20世紀のファッションの女帝として君臨した、
ダイアナ・ヴリーランドの
ファッション人生を追った映画です。

YouTubeで予告編ありました↓


この映画を観ると、

どんどん新しいファッションが出てきた
面白い時代の、
20世紀ファッションの変遷がわかりますが、

何より、面白いのは

忘れていたような、
ファッションからの高揚感。

ここ10年以上、

ファッション雑誌でもTVでも、

「一週間の着まわしテクニック」
やら
「モテ服コーディネイト」
やら、

単純に、極々普通の、
ほんとに普通の(しつこい?)アイテムを組み合わせるだけの、

読者と同じ感性と目線での編集
(それも大事ではありますが、、)
無難なコーディネイトばかりが目立ちます。

着心地、機能性も、
着まわすことも大事ですが、

消費者と近すぎる提案だけでは、、
なんか悲しい。

ファッションが停滞しますね。

ファッションは
もっとドラマチックで、

アートでもあり、
高揚するもので、
影響力があるもの、、

のはずでした。

映画の中でダイアナが放った、
印象的で心動かされる言葉はこれ。

「日本人はすごいわ。
神は彼らに、
石油もダイヤも金も与えなかった。
でもスタイルを与えた

スタイルを持つということ。

また一層、
ガツンと感性や心に響き、
何かパッカーンっと開いた。

何度観ても面白いものがあります。