【歌詞】桜の樹の下には幾億の想いが眠る | ぐちりさんのぐちぐちリリリック

ぐちりさんのぐちぐちリリリック

愚痴が嫌いな、ぐちりさんの曲の歌詞置き場

「別れは終わりではない」
-花吹雪と叶わぬ想い-

 

作詞曲:ぐちり

Vo.鏡音レン

------------------------------------------------------


桜の樹の下では    数え切れぬほど
誰かの想いが    儚く散っていく 
春先の風に靡く花弁のように

花吹雪舞い上がる    夕暮れの並木道を
駆け抜けたあの少女は 前も見ず走り去っていく
浅緑    揺られている    日差し照らす昼下がり
頬染める少女は消えていた

移りゆく季節の中で    無常な世界は変わっていく
心も身体も    記憶も思い出も
君への想いさえも

遮る陽の光が    眩しすぎるほど
2人の行く末を照らしている
もう続くことのない物語だとしても

桜の樹の下では    数え切れぬほど
誰かの想いが    儚く散っていく
春先の風に靡く花弁が    2人を包んでいく


枯葉舞う木枯らしが    吹き荒ぶ並木道を
駆け抜けたあの少女は    明日へ向き歩み出していた

降り積もった雪    はしゃぐ子供たち    かまくら    2人きり
結ばれた想いは    今でも強く強く    結ばれ続けていますか?


桜の樹の下では    数え切れぬほど
誰かが想いを告げてゆく
結ばれゆく想いも    叶わない願いも
愛も    恋も   どれもが人生だ

恋焦がれて    散ったとして
それでもまた春は来るから    季節を超えて

咲いた

花弁よ舞い踊れ    陽よ照らしだせ
雪化粧を溶かして    命よ芽吹け
プロローグは今終わりを迎えたばかりだ

桜の樹の下では    数え切れぬほど
誰かの想いが    儚く散っていく
始まりの鐘が響く並木道で
一片    散り往く