ぐちりさんのぐちぐちリリリック

ぐちりさんのぐちぐちリリリック

愚痴が嫌いな、ぐちりさんの曲の歌詞置き場

「別にあなたの眷属ではないので」

-傲慢な面構え-

 

Vo. HALO

 

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都合のいい玩具(がらくた)でした
遊び相手には丁度いいかって
じゃあ雑に取り扱って
飽きたらもうお終い?

大好き成りきりごっこ
大人になってもキッザニアか
責任って言葉、知らない?
そっか なら仕方ない

そんな訳ないだろ

『明日またね』の口約束も
守れないなら言わないでよ
貴方が私から奪った時間
取り戻せやしないでしょう?

悲しい 悲しい 気持ちになって
涙で溢れて止まらなくって
貴方と私は対等じゃなかったんだね

悲しい 悲しい 思いがずっと
脳の片隅で悲鳴をあげている
ごめん 許せないや


文句ばっか言う癖に
文句言われりゃ耳を塞ぐ
ミュートのないマイクなら
通話すらまともに出来ないか

「気が変わった」で済まして
いいご身分ね でも一つだけ
私NPCじゃないよ
貴方と同じく生きているんです

悔しい 悔しい 気持ちになって
怒りが溢れて止まらなくって
貴方に私は見下されていたんだね

悔しい 悔しい 思いがずっと
胸を刺して抉るように掻き回す

今も

苦しい 苦しい 気持ちになって
何をどうしても許せなくって
貴方は私のことなんて気にしないよね

苦しい 苦しい 思いがもっと
憂い憎しみ怒りに変わっていく
ごめん 許さないよ

「思い出のキミは綺麗なままで」

-夏の亡霊-

 

Vo. 巡音ルカ

 

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この手紙はまだ 送り返せないまま
暮れなずむ夕日が 酷く眩しかったな
あの角のポストは 5年前無くなったが
この手紙はまだ 送り返せないまま

夏は過ぎ去って キミは消え去って
あの日はもう戻らないけど
雨を纏った木の葉がきらめいて
キミを映し出すよ

ゆめにみる きおくのかげ

幾年過ぎて 街並み変わって
あの夏はもう戻らないけど
風を纏った木の葉が揺らめいて
キミを思い出すよ

長髪靡かせて振り向いた
キミは綺麗だった
去り際に泣きながら笑った
キミは…キミは、綺麗だった

「いじめられたお前が悪い」

-公正世界仮説-

 

Vo. 琴葉茜

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この世界は思っているよりも 間違っている
正しさばかり 振りかざして 気分はどうだい?

或る人は 福を招きました それは貴方が優しい人だから
そう願って 祈って 信じて疑いもしないなんて
何も考えてないのと同じだろう


賽を振れ 賽を振れ 歪んだ認知バイアス 誰も彼も
何を捨て 何を得て 生きてきてしまったんだろう

なぁ
神よ見て 神よ見て 世界はこれが在るべき姿だって
本当にそうでしょうか…?


この世界は思っているよりも 間違っている
過ちからは もう二度と 戻れない 戻れないんだ

或る人は 不幸を嘆きました それは貴方には罪があるのだと
そう決めつけ 指差して みんなで笑い物にするんだろ
何も知らない癖に もう黙れよ


賽を振れ 賽を振れ 歪んだ認知バイアス 誰も彼も
何を捨て 何を得て 生きてきてしまったんだろう

なぁ
神よ見て 神よ見て 世界はこれが在るべき姿だって
おかしいだろ 狂ってしまったんだ こんな世界は

採を取れ 採を取れ 歪んだ認知バイアス 誰も彼も
愛を受け 愛を受け 生まれてきたはずだったろう?

なら
神はいない 神はいない 救いなどこの世にありはしないんだ
助けてよ 助けてよ

「こちらは演芸ホールでござい」

-笑えないショートコント-

 

Vo. MEIKO

 

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創り込まれた起承転結
生まれ生きて死ぬまでのストーリー
出会い別れを繰り返して
日々疲れて死ぬまで生きていくストーリー

いつしか大人になっていく
そう思い込んでいた少年は
20数年通り越して
気付いてしまったみたいです

所謂‘‘大人’’と呼ばれる
皆は‘‘大人’’を演じてる
親 先生 あの子もそうだろう
誰かの猿真似なんだろう

目配せ 挨拶
電話もメールもテンプレ
そんなの当たり前だなんて
まるでコントみたい!

聞いたこともないような目にあって
見たこともない目に出会して
そんな軌跡が 私を私と呼ぶ由来でした

筋書きのない この脚本は
私が記していくのでした
なぞっては繰り返す公演
トライアンドエラー

ブラッシュアップを繰り返して
コツ掴んだら忘れないように
リアクションは大袈裟に
アドリブ オチ 予測して 模範解答

ブラッシュアップを繰り返して
受け応えほら逃さないように

ブラッシュアップを繰り返して

Imbecile

「貴方も私も愚か者ね」

-学ばぬ愚者-

 

Vo. 初音ミク

 

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あの人は愚かでした まずは我先にと橋を渡りました
静止の声も聞かず 踏み込んだ足から奈落へ落ちました

あの人は愚かでした 私は大丈夫と根拠ない論で
案ずる声 届かず 無謀にも先人の二の舞となりました

どうして どうして わからないまま 進むのですか

Imbecile! 
Fake illness な貴方は もうどうしようもない憐れ者
かけがえの無い大切なもの 全部 捨ててしまったのね
沁みる言葉 ひとつも無いなんて 可哀想な人
そう 掛け違えただけ たったそれだけで
結末も まるで Unlucky


あの人は愚かでした まずは我先にと他人を押し退けました
誰一人 声挙げず 最早 諦めと ただ飲み込みました
それでも我慢ならず 兎角文句ばかり宣うばかりで
何一つ 事成せず ならば私も「それ」と同等となりました


どうして どうして わからないのか
かなしい かなしいのです
どうして どうして 思いやることが
出来ないのですか

Imbecile! 
Fake illness な私は もうどうしようもない破落戸
かけがえの無い大切なもの 全部 捨ててしまったのね
言い訳ばかりで逃げてる現状 嗚呼、酷い人
そう 掛け違えただけ たったそれだけで
結末も まるで Unhappy

貴方も私も Imbecile ね

作詞:ど~ぱみん

作曲:ぐちり、ど~ぱみん

編曲:ぐちり、ど~ぱみん

 

Vo. 可不

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拉げた先っぽ 紙飛行機のゆくえを
見ないようにしていた
その感性のまま大人になった

この素晴らしき日々!せっかくなら
どこか出かけましょと屈託のない
その笑顔がいつか等身大となって

訝し気なこの思いも
野暮ったく見えて
まんまとその手に乗った

待って 待って
絆されたがる
多幸感も 世界観も
まだ知らない

ここで上空へいざ飛び立っていま
常套的な嘘を吐く

もうおやすみ、寂しい旅路の中で
ふたりはお門違い

まさに冗談めいた今日は奇麗な
ソーラーレイの下で笑う

知らない心で数秒のランディング

この素晴らしき日々!せっかくだが
根がかりが起こってるみたいだ

どこか出かけましょと屈託のない
その笑顔がいつか秒針になっていた
穿ったその世界で

求愛じみた有害なもの
数杯飲んでまた明日

もうおやすみ、卑しい瞳の中で
あなたは主役じゃない

まさに冗談めいて冗談めいて
冗談めいたお咎めよ

気にしないでくれ、明日はどこへ行こう

ここで上空へいざ飛び立つ刹那
賞賛モノのシラを切る

もうおやすみ、寂しい旅路の中で
あなたと二人きり

まさに冗談めいた今日は奇麗な
ソーラーレイの下で笑う

ありふれた話 凡庸なエンディング
 

作詞:ぐちり

作曲:ぐちり、ど~ぱみん

編曲:ど~ぱみん

ギターソロ:シシド

 

Vo. 初音ミク

 

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あたし かわいい超ド級モンスター
故に独り 蝶のよう 舞って
ひらひらり きらきらり

蛹に成り そう願ったんだ
夢に愛しい 両翼 纏って
ひらひらり 墜ちていく

妄想も 疾うのとっく
見上げれは星の海
藻掻くばかりだったんだ
早く空へ駆け出したいな

早回しばっかりの人生だった
瞬きすら忘れていたんだ
過ぎ去ってゆく時間ばかり
世界を置いていってしまう!

『辛いこと 何一つなかった』
『それが あたしの生きる道なんだ』
拾い集めた記憶の欠片が零れていく


あたし 当時 超ド陰モンスター
流行り 廃り もうわからなくて
ひらひらり きらきらり

ぱっと思いつくことがたくさん
あれやこれや もう止まらない
主役の悩み 世界 未来 ほら
あたしを連れて行って


勘違いばっかりの人生だった
あたしはきっとモブAだった
過ぎ去ってゆく人々が
あたしを置いていってしまう

悔やむばっかりの生だった
それは あたしの弱さ自身だった
誰一人 あたしを見ちゃいないんだ

『愛し合いばっかりの人生なんだ』
知らないよ そんなの 知らないんだ
過ぎ去っていく 何もかも
あたしを置いていってしまう

辛いよ もう早くやめたいな
それじゃ 世界に終止符を打とうか
誰も追いつけやしないようなスピードで
駆け抜けていく


あたし 承認欲ド級モンスター
故に独り 夜を飛び去って
ひらひらり 墜ちていく

「あーあ」

-一方通行の空中散歩-

 

Vo. ルウル

 

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ナイトフライト 誰にも見つからない
世迷いと 勘違ってなどいないよ
毎度 お騒がせしています
御覧よ お目通り 失敬

暗い夜道を 彷徨って
「未来は無いよ」くだらねぇよ
なら期待しない 妄想 ふわり
まるで気体みたい これにて現世を離脱

無重力感覚は It's OK 無重力感覚派 This is ‘‘NO WAY’’
無重力感覚は It's OK All light…

「あーあ」

足元覚束無い Destination
足跡すら残らぬ Navigation
宛名のない手紙で Invitation
もしかしたら世界は Hallucination
無重力感覚は Distraction
無重力感覚で Destruction
行方すらも解らぬ Destination
もしかしたら貴方も Hallucination

無重力感覚は It's OK 無重力感覚派 This is ‘‘NO WAY’’
無重力感覚は It's OK All light…これにて現世を離脱

「わたしは だれ?」

-山月記-

 

Vo. KAITO

 

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誰? 誰? そこにいる あなたは 誰?

憧れ 見た夢は この手を すり抜けた
過ぎ去り往く日々は 荒れ果て 身を捨てた

尽きる事の無い後悔が 酷く傲った羞しさが
臆病なプライドが 心を肥らせるから

言い訳だらけの生でした 今更ながら気付きました
すべては私の所為でした この哀しみは何処へ
書き留めればいい?

消えかけた声 啜り泣く嗚咽 耳を刺すように
痛いくらいのどうしようもない気持ち どうしたらいい?
何も成せないことを赦してほしい

変わりゆく姿貌と 崩れゆく記憶の隅で
消えてゆく自我に恐れて ただ独り吼えるだけ

惨めで虚しい生でした 今まで顧みず生きました
その末路がこの身なのでした まだ涙も枯れてくれないな

言い訳だらけの生でした 今更ながら気付きました
すべては私の所為でした この哀しみは何処へ
書き留めればいい?

だれ? だれ? そこにいる わたしは だれ?

「こんな人生、やめてしまいたいな」

-非生産的な日常と希死念慮-

 

Vo. 巡音ルカ

 

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赤信号を駆け抜けた 踏切をくぐった
白線を綱渡り 汽笛は鳴らない
地上10階を飛び降りた 草木は揺れていた
誰も知らない 見ていない そんな夢を見た

筆で描いた理想の類は 所謂絵空事というもので
幼少の頃見た夢や将来は 弱い自分が殺してしまっていた

朝、目が覚める 一瞬のまばたきで
息が続く毎に後悔を重ねる ( Unproductive, just like my life. )
瞼を擦る 霞む視界の向こう
見えたのは 誰?


底の見えない海に飛び込んでみても 波に飲まれる無意義な人生
崖を歩めど踏み外しては落ちこぼれていく 仕様も無い人生
誰かの影に腕を引かれて 劣る自分を嫌っていく人生
もういっそ消えたいな やめてしまいたいな


色を重ねれば黒になる 当たり前のことと知りながら
足掻き続けて塗りつぶした 鮮やかに彩られるように

瞼を閉じる ほんの一時で
明日を願えども 意味など無かったよ ( Unproductive, just like my life. )
夜も更けていく 夢から覚める 
鏡に映るのは 誰?