色々な意味で、2分化されていきます。。。
いやーーー
久しぶりに見ました!
オイラの天敵、↓赤カニさん。。。
せめてもの救いは、純正ハーネスではなく、
社外のオーディオ用配線に組み付けられていたこと。
だーけーど・・・
上の画像を見てもお判りの通り、
ところどころに黒いビニールテープが巻かれております。
場所によっては、剥がれているところもあります。
たぶん、絶縁の意味でビニールテープを巻いたと思いますが・・・
↓これでは絶縁しているとは言えませんね!
これはプロの仕事?
それとも前のオーナーが行った素人作業??
いずれにしても、これはダメですよね!
正直、ダメです!!
なんなんでしょうね??
正直、赤カニさんを使って結線を行っている時点で、
この会社ではアウト!
最低でもギボシ(を使っての)結線。
この様な作業をされているクルマは、
ちゃんとした仕事をしているところでは触りたく無いものです。
この様な作業を行っているメカニックさんは、
残念ながら自動車メーカーの仕事は、一生無理ですね!
この様な作業を良しとするのか??
それは作業を行う側はもちろん、
作業を依頼されるお客様にも言えること。
先日のブログで掲載致しました、
“スピ(リチュアル)な動画”内でもありました。
同じ価値観を持ったもの同士が牽かれあう。
残念ながら私は、その輪の中に入ることはできません。
さらに残念なことは・・・
エンジンメインハーネスにも、赤カニさんが。。。
赤カニさんが(振動で)揺れて×揺れて、
配線を切ったら、エンジンは掛からなくなってしまいます。
せめて、この様なところに赤カニさんを使って結線を行うのであれば、
赤カニさんが揺れないように対策を行うべき!
とは言え、そこまで頭がまわるのであれば、
エンジンメインハーネスに赤カニさんは使わない。
それ以前に、赤カニさんを使って結線を行っているのはIGだぞ!
IGってさ、イグニッションなわけですから、
カニさんてんこ盛りのオーディオ配線にもIGがあるじゃない。
わざわざエンジンメインハーネスにキズを入れなくても、
オーディオ配線のACC(アクセサリー)に結線すれば良いじゃない!
他の配線は、オーディオ配線から引いているのに・・・
なんで??
なんで??
なんで??
こちらのブログをお読みの方であれば、
エンジンメインハーネスの重要性はご理解されていることと思います。
もちろん、古いクルマでは生産終了となっております。
では、この赤カニさんをどうするか??
と言えば、退治するしか無いですよね!
ということで、極力触りたく無い、
本来は触る必要の無い、カプラーを取り外し・・・
↓赤カニさん退治を行いました!!
赤カニさんを取り外し、配線をチェック。
配線が切れているようであれば、
カプラーから配線を引き抜いてリペア。
今回は、幸いにも配線にダメージが少なかったので、
被覆部分をリペアし、絶縁処理を行いました。
後は、ストレスが掛からないように、
絶縁テープを使って、
配線をまとめてあげれば大丈夫だと思います。
もちろんカプラを組み付ける際は、
接点部分を綺麗に洗浄し組み付けを行います。
今回は、たまたま別件で分解作業を行いましたが、
単純に赤カニさんの撤去作業となると、
センターコンソールまわりをごっそり外すことになります。
確かに赤カニさんは、
誰でも簡単に結線することができる便利なものです。
しかし、構造上、配線をキズつけてしまうこともあります。
これによって、トラブルを引き起こすこともあります。
正直、電気系のトラブルは青天井です。
数分で不具合箇所を見つけることもできれば、
何日も費やすことも(正直)あります。
当然、プロが作業を行うのであれば、相応の費用が掛かります。
組み付けが簡単=作業時間が短い=作業費用が安価
という図式が成り立ちますが、
その裏側には、一般の素人様には判らないリスクもあるものです。
ちなみに・・・
オーディオ配線のバックアップは、常時電源(Bプラス)。
ACC(アクセサリー)は、IG(イグニッション)になります。
クルマによっては、キーシリンダーを回さない車両もありますが、
キーシリンダーを1段階回すと、ACCの電源がONになります。
キーシリンダーを1段階戻すと、ACCの電源がOFFになります。
常時電源(Bプラス)は、
キーシリンダーのON-OFFに関わらず、
常に電源を供給している配線になります。
ですから・・・
エンジンメインハーネスに、
赤カニさんを引っ付けてIGを引っ張った方は・・・
IG(イグニッション)の意味を知らなかった。
しかも、よりによって・・・
組み付けてはいけないところに赤カニさんを組み付けてしまった。
というお粗末な話ですね!