よし!良いのでは無いでしょうか・・・
と言うことで、
A80スープラ・ワイルドスピードモデルの方も、
全ての塗装を終え、仮組みの段階に入りました。
前回のブログを読まれた方であれば、お判りのことと思いますが、
各パーツを取り外しての、分割パールペイント。
パーツを取り外してペイントを行うことで、
パーツの隅々まで色を入れることができます。
しかし、その反面、ボディを含めて全てのパーツを同じ様に吹き付けて行かないと、
組み上げた時に、パーツごとに色が違う。。。
ということになってしまいます。
雑誌やブログなどの記事やレポートでは、
当たり前の様に、また簡単な様に思われてしまいがちですが、
全ての塗装を合わせる。と言うのは、非常に難しいものです。
と言うことで、画像を見てもお分かりの通り・・・
良いですね!!
サイドステップやフロントバンパーが組み付けられておりませんが・・・
ボンネットとリアゲート、
リアバンパーと左右のサイドステップは同時にペイントを行っておりますし、
ボディ本体とフロントバンパーもワンクールでペイントを行っております。
その他の左右のフロントフェンダー、左右のドア、
左右のドアミラーに、左右のアウターハンドルを、
ワンクールでペイントを行っておりますので、
ボディとボンネット&リアゲート。
ボディとフロントフェンダー&ドア諸々。
3クール分のペイントが揃っているので、
全てのさじ加減がぴったり合っているのではないでしょうか?
アウターハンドルもね、きっちりペイントを行うのは大変ですよね!
↑こんな感じでハンドルを強制的に固定して、色が入るように・・・。
↑可動式のドアミラーも、こんな感じで分解して、
隅々まで色が入るように・・・。
やはりこの辺も、プロならではのノウハウですよね。
とは言えね、皆様もご存知のプラスチックパーツ。
年式が古くなればなるほど、破損のリスクも高くなります。
ある部分で、プロに依頼する技術料の中には、
リスクに対しての賠償というものも含まれておりますので、
お友達同士の関係で、
「やっちゃった!」で済まされるものでもありませんよね。
クルマ作りも、この様なペイントも、
全てのショップさんがイコールというものではありません。
ですから、全てのショップさんが同じ料金ではないのは当然のことです。
ユーザー様によっては、「技術料が安い店」。
時には、何店舗の見積もりを取って、価格交渉を行う。
そもそも、同じ基準では無いモノを同じ物差しで測ることがどうかな?
って、思ってしまいます。
正直、クルマをショップさんなどに預けて、完成したら取りに行く。
たぶんほとんどのショップさんは、そんな流れだと思いますが、
やはりね、見えない部分の作業工程。。。
その辺もユーザー様に理解して頂くことも大切では無いかな?
と私は思います。
既に新品のモールも組み付けられておりますが、
やはり綺麗なボディに、くすみの無いゴムモール。
できれば理想ですよね??
A80スープラ場合、全て新品のゴムモールは揃わなくなってしまいましたが、
「無くなる前に、買っておけ」という感じで、
こちらのスープラは、フル新品モールで組み上げて行きます。
世界で一番美しいシリーズ。
それはペイントだけでは無く、全てのモールも新品に・・・。
ホント、工場出荷状態の新車の輝き、
実際には、新車以上の輝きと組み付け精度で作り上げて行きます。
私の中の世界で一番美しいスープラ3部作。
もちろん、最も美しいのはこのスープラになりますね。。。
私のV001も、組み上げてから年数も経過しておりますし、
カバーを掛けてガレージ保管を行っていても、
残念ながら敵いません。
作れば作るほど、過去に製作した車両の順位が落ちてしまう。
嬉しいような、悲しいような・・・
逆に悲しいと思うのであれば、作らないという選択もありますが、
常に最高のモノを作り続けて行くには、諦めるしかない。。。
そう自分に言い聞かせる様にしています。
まぁ、悔しいけど仕方が無い・・・。
とりあえず、当初の予定よりも若干のアドバンテージが出来ました。
5月17日のGRスープラ日本発売日までに完成させる!!
そんな目標を立てて製作を行っておりますが・・・
うん!美しい!!
今のところパーフェクト!!
残すところ2週間を切りました。
ええ・・・
最後まで気合を入れて頑張ります!!
ここから先は、電撃イライラ棒状態で組み上げて行きますよ。
ワンオフの作りモノでは無い、単なる純正パーツの組み上げ。
作業的には単純なものではありますが、
スリキズ1つ付けずに、きっちり組み上げて行くのはメチャクチャ気を使います。
もちろんガッツリ養生を行い塗装面をガードします。