この人、みんなで事故らせてしまうの? | ボメックスいさかのひとり言……

この人、みんなで事故らせてしまうの?

人の行っていることを否定することや

否定する内容の話をするのは、

お互いに良い気分ではありません。

 

ある部分で、

見て見ぬ振りをしているのが可でもなく不可でも無く・・・

別の良い方をすると、当たり障りのないお付き合い。

というものなのでしょうか?

 

でも、ある部分で、命を無くしてしまう様なことであったり、

その方にとって大きなマイナスとなる要因が考えられる場合は・・・

どの様な対応をすべきでしょうか?

 

もちろん、それに気が付く方もいらっしゃれば、

気が付かない方もいらっしゃいます。

行動を起こすというスタートラインに辿り着かない方もいらっしゃいます。

 

実は昨日、

ある方のフェイスブックページで、ある指摘をしてしまいました。

私の立ち位置では、直接的なスポンサーではありませんが、

少なくともチームのコマーシャルスポンサー様としてお世話になった方です。

また私個人的には、大変お世話になっている方でもあります。

 

人様に指摘をするということは、

ある部分、恥をかかせてしまうことでもあります。

言いたくても、言えない。

そういう方も当然いらっしゃるかと思いますが・・・

そこで指摘をせず・・・

最悪、その方が命を落とす結果になってしまったら・・・

私は、一生後悔すると思いました。

 

チューニングパーツやカスタマイズパーツの多くは、

純正パーツと比較して性能を向上させる製品が多いです。

製品単体として考えると、

ある部分で「良いパーツ」、

「優れたパーツ」、「性能に特化したパーツ」にあります。

 

しかし、その「良いパーツ」を組み付けることにより、

クルマとしてのバランスを崩してしまうこともあります。

 

その昔、パワー×パワーという時代がありました。

強化エンジンパーツを組んで・・・

ターボキットを組んで・・・

ブーストを上げて・・・

シャーシ(ダイナモ)で、パワーを計測して、

「オレのエンジンはすげーぞ!」

という時代。

 

しかし、結果的に「オレのエンジンはすげーぞ!」

が、走らせてみたら遅かった。

フルチューンターボが、ブーストアップに負けちゃった。

そんな話も良くありましたね。

 

基本的に、エンジン出力が上がれば熱も上がります。

当然、熱に対しての冷却が必要になります。

 

基本的に、エンジン出力が上がれば、

それに似合った耐久性のある駆動系が必要になります。

 

基本的に、エンジン出力が上がれば、

それを受け止めるタイヤも必要になります。

 

基本的に、エンジン出力が上がれば、

トップスピードに対応できるブレーキも必要になります。

 

サスペンションも必要になります。

シャーシ剛性も必要になります。

アームの強度剛性やブッシュもそれに合わせて行きます。

 

簡単にイメージできることを挙げてみましたが・・・

最終的にはクルマとしてのパッケージング、

クルマ全体のバランスが重要になりますね。

もちろん、それぞれのパーツの性能バランスも重要です。

 

例えそれがエンジンでは無くても、

1つの部品の性能を上げることで、

結果的にバランスが崩れてしまうこともあります。

 

クルマを仕立てて走らせる。

競技という点では、色々な競技もあります。

その中でも、サーキットを走らせるという点では、

クルマの基本性能とバランスが重要だと思います。

 

単純に「走る」「曲がる」「止まる」的な部分になりますが、

それらの要素がまとまっていなければ結果は生まれませんし、

耐久レース等では、更に耐久性の向上や

パーツに掛かる負担を軽減するような対策も必要になります。

 

その技術やノウハウが全ての方に必要か?

と言われれば、必要では無いと思いますし、

ある部分では、

マージンを稼ぐために必要とされていることだと思います。

 

モノ作りという点でも、

ある部分で、モノの性能や耐久性を確認すると言う点でも、

クルマを走らせることは、私は良いことだと思います。

 

良い部分、悪い部分を検証し、製品をさらに向上させる。

また製品の性能を生かすための対策案を考える。

クルマを走らせることにより、

その製品の存在価値が見えて来るものだと思います。

 

今回は制動とタイヤのグリップバランス的なお話でしたが、

最終的には、サスペンションの仕様変更にも飛び火する話です。

 

単純に、制動に対してのタイヤ性能が負けてしまったら、

ブレーキがロックして、ある部分で危険ですよね。

ブレーキがロックして、タイヤがスリップしていることを感知して、

安全に止まることができるよう、

ABSがしっかり作動してくれれば良いわけですが・・・

路面状況やタイヤの内圧変化、

制動の特性・・・

細かく言えばブレーキのローター温度やパッドの温度に対しても、

常にイコールと言う状況を作ることはできません。

 

特に一般道では路面に凹凸がありますし、

高架などでは、つなぎ目の材質が異なりますので、

路面の抵抗値も変わります。

それによって、ABSが作動するのか?

トラクションコントロールが作動するのか?

そこに舵角センサー的な要素が加われば、

また制御方法も変わります。

 

一般ユーザー様の場合ですと、

路面やタイヤの接地を感じ取りながら走らせるのは難しいです。

ドライバーとしての力量や感覚的な能力もありますし、

そもそもクルマそのものが、

その様な作りになっておりませんからね。

 

凄く、凄く、詰まらない話かも知れませんし、

ある部分で考えすぎ。ということもありますが、

やはり、人様の安全を考える上では、

ある部分、考えすぎ位の方が良いと思います。

 

結果的に、

スリップサインが頻繁に出るようになってしまったそうなので、

私的には、早めに対策を行った方が良いかと思います。

 

と言うことで、本日は弊社休業日ですが・・・

今日は、恵みの雨。

って、激しく降りはじめました。

 

本日も懲りずにパテ粉祭りを開催します。

 

本日も1日、宜しくお願い致します。