2023 | カシラ日記

2023

■わたしの頭の中の消しゴムがあやういから、年末は自分メモに今年のベストを色々置いとこう。

 

映画「エゴイスト」。なんつっても役者さんが全員素晴らしかった。特に阿川佐和子さん。まーまー近所なのに初めて入った吉祥寺プラザで観て、こんな渋い映画館だったんだーって、ここで観てよかったとしみじみしたけど、来年一月で閉館とのこと。間に合った感。

 

 

映画「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」。まひろ役の伊澤彩織さんの体幹の強いアクション。ドニー・イェンっかっつう。シスターフッド、ブラザーフッド物としてもすごく良かった。

 

 

でも、なんつっても今年観た映像作品で一番よかったの、ドラマ「ミワさんなりすます」。なんなんだよー、これよー、って失笑しながら夢中になって最後は感動させられるの、子供の頃見たスクールウォーズみたいだった。まさに主題歌の「MY夢中」。堤真一の八海さまのマネが一時我が家で流行しました。

 

 

 

 

小指「宇宙人の部屋」

《なぜか付き合う男が、全員アル中だった…》で始まる、過去に出した同人誌・宇宙人の食卓の"その後"の話。

 

作者と、アル中のパートナーたちとの17年間。かなり重い内容になってもいいんだけど、そこかしこにある間抜け味とドライな文体でむしろ爽やか。誰でも自分の人生を書けば本が一冊書けるなんていうけど、こんな人生をガリガリ削るような本は誰にも書けない。

 

 

 

ネルノダイスキ「ひょんなこと」。とにかくブ厚い。

 

 

異常に緻密に描き込まれたペン画の情報量と、現代のおとぎ話としかいえないストーリー。下のページは、なまずを助けて鳥になったネコが夜の森に佇んでいるところ。って、なにそのシーン?って思うでしょ。そしてこの絵。絵!!っていいたくなる。読むのモッタイなくてゆーーっくり読みたくなるから、お正月にオススメ。

 

 

 

 

 

逆柱いみり「New! ケキャール社顛末記 」。これもまあ、ブ厚い。

 

 

「ケキャール社顛末記 」のリメイク?なんだけど、途中から全然違う話になってる。いみりワールドでおなじみの無間地下迷宮を経て、

 

 

五歳児の妄想が具現化したような、大怪獣バトルに至る。サッッッッイッッコォーーーーー!!!!!!!いみり先生の漫画は多分全部持ってっけど、集大成、最高傑作といってもいいんじゃないでしょーか。家宝。

 

 

 

 

 

 

■オラが街のランドマーク、下高井戸駅前市場が来春ついに取り壊し、涙。お別れ写真撮った。

 

 

 

 

魚屋さん八百屋さんなんかは、近所に移転継続するみたいなんで何よりっす。

 

そして、こちらは現役。

コロナを挟んで四年ぶりに出た旅の宮崎は、南国のカオスが街に色濃く。

 

 

ここが一部店舗現役ってのスゲー。

 

 

繁殖する廃墟も現役。よく見ると上の階、電気点いてる。確かここは今夏の台風でかなり壊れたってニュースがあったような気が。。。。

 

 

 

ほぼブレードランナーな雨のニシタチもよかったなー。

 

 

 

 

友達が監督やってる高校を真夏の甲子園で応援して初勝利、からの、きずしで一杯はウマさ百割増し。おまけにその後快進撃で、県初のベスト8までいったんだよなー。スゲー。

 

 

スリランカのカレーはウマかった。これは基本の野菜カレーにマトン、イカ、オムレツの全部乗せ。ウンまかったなー。腹パンパン。

 

 

オシャンなサンセットも見たりしてね。

 

 

コネコにナンパされたりね。

 

 

ほいでもやっぱし、街に一軒の居酒屋で、メザシとウィンナでビールにショーチュー、ってのが最高にタマランチンでした。今まで多分千軒以上は酒場に行ってっけど、まず間違いなく十本指に入るタマランチン。

 

 

 

 

■柴田聡子さん、ちゃんと聴いたことなかったよなー、って去年リリースのアルバム聴いたら、何で今まで聴いてなかった、このバカチンがーっ!!って、一気に大好きになった。

 

 

 

 

ウクライナのバンド、DakhaBrakha。Youtubeで知って結構漁ってアルバムも買ったんだけど、戦争前の動画がほとんどだから、いまはどうしているんだろうってSNS見たら、無事に活動されているようでホッとした。いや、ホッとしなくてよくならなきゃいけないんだけども。

 

 

 

 

体感でいやあ、今年は三分の一くらい夏、猛暑で、なんもしたくない日が多かったから、そんなときはずーーっとエチオピア歌謡聴いてた。溶ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほいではみなさまこんな感じで。来年も健やかにどんぞー。