実生楓の2015-05に、貫通接ぎする | 盆バカひこさんのとことん盆栽道楽
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2015年に実生した楓のうちの1本、05番です。

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まず困っているのが、この叩き傷です。

楓ですから巻かないこともないですが、どうせなら枝も作りながら巻かせたいので・・・

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持っているドリルの刃では一番細い、この2.5ミリを使って・・・

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狙い定めて・・・

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穴を開け・・・

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また、この芽を痛めないように・・・

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ニューメデールを巻いて・・・

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穴の中を掃除してから・・・

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通しました。

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通ったら、テープを取ります。

ここで考えないといけないのは、どの位置で固定するかということです。

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針金を回した枝にかけて、ちょうどイイ位置で固定しました。

この枝先の、「節間の詰まった」3芽を使うのがベストです。

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インアウトとも、カットパスターペーストを塗って、スキマを埋めるとともに、完全に固定します。

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最後に、この使えない(間延びのひどい)2本の「角」を・・・


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落として、元芽を使います。

この元芽の節間が上手くいかなければ、何度でもやり直しになるんです。

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作業的にはここまでということになります。

これから、この回して貫通させた枝が活着するとともに伸びることで、この傷を巻かせる働きに期待した訳です。

不完全な立ち上がり部分の修正は今後の課題です。