今年の実生山モミジの追加の曲入れ | 盆バカひこさんのとことん盆栽道楽
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この発泡トレーに入っているのは、今年2016年実生の山モミジ軍団です。

もうすでに大部分の曲入れは済んでいます。

例えば・・・

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これ。

螺旋になるのを防ぐため、右回りを途中で上に立ち上げて、そのまま曲を入れています。

また・・・

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これなどは、右回りから、途中で後方にひねり、左回りに切り替えています。

これも螺旋にならない工夫なんです。

いずれにしても、私の場合はこれらを太らせて癒着させることで、ここを「ボディ」にする魂胆でやっている訳です。

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ある筋からのご要望もあり、この2ミリに満たない太さの実生樹でトライしてみます。

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これには、1.2ミリの針金を使い、サラサラッと巻いていきます。

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まずは軽く曲げていきます。

原則として、針金の巻いた方向(右巻きなら右)と同じ方向に、樹もひねり曲げることになります。

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但し、ただ同じ方向に曲げていれば、それは必ず「螺旋」になります。

それを防ぐには、針金が緩まないようにひねりながら、逆方向にひねり曲げる必要があります。

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この辺で一応完了とします。

キモと呼べる部分は、「左巻に針金を巻いた樹を右にひねれば、針金がゆるむ」ということを理解しながら、「樹を左にひねりながら、右方向に曲を入れる」ということなんです。

また来春に実生する機会があれば、もっと詳しく掲載するつもりです。