よくクネラせた実生カリンです。
昨日、ネジロの棚場の下を覗いていたら見つけました。
なかなか難しい樹ですが、ちょっと見所もあるかと・・・貰っておきました。
これは先ほどの反対側ですね。
これは右後方でしょうか。
検討の結果・・・・
やはり、一番目の写真が正面ですね。
分かりやすいように、幹の流れを赤線で描きましたが、黒丸部分の左への別れがやはり邪魔です。
そこでこれを外すと・・・・
こうなります。
さらに真っ直ぐな立ち上がりを改善すべく・・・・
こうしてみます。
後は、針金をかけて、傷を均して、前にダミーの鉢を置いてシミュレーションしてみると・・・・
こういう感じになります。
来月にはテキトーな鉢を見つけて入れてしまいましょう。
ちなみに師匠に聞くと、このカリンをここまで作ったのは、Ｎ川さんだということでした。
Ｎ川さんは元の我が会の会員さんです。
かなりご高齢なので、もういらっしゃることもなくなりましたが、とても人当たりの良い方です。
おまけに実物は名人と言っていいレベルで、私がローヤ柿を好きになったのはＮ川さんの影響なんです。
そういえば、先日掲載のローヤ柿もボディはＮ川さんの作りでしたね。
私も上手の諸先輩にお世話になっているので、後から来る人には少しは役に立てる存在になりたいものです。