盆栽の世界のヒエラルキー | 盆バカひこさんのとことん盆栽道楽
盆栽に係わる人には大まかに下記の分類が成り立つんじゃないでしょうか。
 
趣味者1(ご隠居タイプ)・・・自分はほとんど何もせず、眺めるか所有して愉しむ。昔のお金持ちや政治家にこのパターンが多いような。
 
趣味者2(ふつうの趣味者タイプ)・・・盆栽は基本的に購入して、ある程度自分でいじることに楽しみを覚える。
 
趣味者3(ハイブリッドタイプ)・・・購入も生産も改作もなんでもやる。ひたすらやる。盆バカなパターン。
 
趣味者4(完成タイプ)・・・原則、購入はせずに実生・挿し木・接ぎ木から完成までを一貫しておこなう。世に知られずすごいワザを持つ仙人みたいな人もいる。
 
生産者・・・素材の生産を大量におこなう。仕上げはせず、大口の業者などに卸す。
 
業者1(ブローカータイプ)・・・仕入れと販売が主。基本的に手入れはあまりしない。
 
業者2(普通の盆栽園タイプ)・・・仕入れと販売、ある程度の生産、改作などもおこなう。
 
業者3(ハイブリッド盆栽園タイプ)・・・仕入れ・販売・生産・仕上げなどマルチにおこなう。どちらというと生産に力を入れている。
 
業者4(完全生産タイプ)・・・原則的に仕入れはしないで、生産・完成・販売まで一貫している。
 
 
この中で、結構つらいのが「生産者」。
 
趣味者は勝手にやっているので、やめたければやめればいいし、業者はより良い取引相手を選ぶことができるが、生産者は生活がかかっているのに、作るのが「素材」なので、高く引き取られることがない。それでもある程度のスケールメリットがあれば成り立つが、このところの不景気や高齢化などで、それが成り立たなくなりつつある。
 
と・・・
 
雨がそぼ降る中、そんなことを考えた。
 
よし、引退後は生産道楽者にでもなるか。