マニュアル課 翻訳室 -11ページ目

マニュアル課 翻訳室

フリーランスで翻訳と翻訳レビューをやっています。
以前はマニュアルのテクニカルライティングもやっていましたが、今では翻訳専業です。

翻訳をメインの仕事にしてからまだ2年ほどしかたっていないが、今年はほとんど翻訳専業。そこで感じたことをひとつ。


翻訳は言い訳ができない!

なんと言っても、他人様の書いた文章を訳すわけだ。

へたな翻訳を出したら、書いた人に申し訳ない。

書いた人が翻訳文を読んで、「俺そんなこと言ってないよ~」となるのは避けたい。

だから、訳した文章が正しいかは何度もチェックする。

訳すだけではなく、いろいろと調べることがある。

訳した内容が正しいかどうか、使っている用語がおかしくないか、裏付けを取る必要がある。


ライティングの場合だと、取材をもとに自分で文章を書く。

正直、翻訳ほど細かいことまで気を付けない。

もちろん翻訳同様に、書いた文章は何度も推敲し、わかりやすくするように努力している。

ただ翻訳と違うのは、自分で書いた文章ではないという点だ。


いや~しんど。


翻訳は本当に難しくて、つらい。でも、面白い。

ライティングとは違う面白さがある。

私は、翻訳だけではなくテクニカルライティングの仕事もしています。





テクニカルライティングとは聞き慣れない言葉かもしれません。製品に付いているマニュアルを書くことです。「取説」と言えば、ピンとくる人もいるでしょう。テクニカルライティングを仕事にする人のことを「テクニカルライター」といいます。





「マニュアル人間」とか「マニュアルどおりにしか動けない」など、「マニュアル」は良い意味では使われない言葉ですね。でも工業製品には製造物責任というものがあって、マニュアルの不備が原因で訴えられることもあるんです。





マニュアルが整備されているだけでは不十分です。多くの企業がマニュアルの問題点を抱えています。必要なことが書いてない、書いてある内容がわからない、あるいはわかりにくいという問題です。





テクニカルライターは、正確でわかりやすい文章を書く必要があります。100人が100通りの解釈をできるような文章は、マニュアルには適さないのです。マニュアルに必要なのは、誰が読んでも同じ意味になる文章です。