2016/8/25本日の気づき
陸上競技400mハードルのメダリスト、為末大さんのコラムを昨日ネットで読みました。
主題は、「心には体力がある」というものであり、
為末さんの見解は、十分納得出来るものであり、
また私自身にも身に覚えがあることでもありました。
とても良い文だったので、下記の通り紹介させてもらいます。
「人間の心は使えばすり減るもので、
回復させながら使わないといけない体力のようなものだと考えていた。
疲れ切った状態で走ってしまえばケガをする可能性が高くなるのと同じように、
心が消費された状態で無理して頑張ってしまえば、ある日ぱたっと動けなくなってしまう。
(途中省略)
いくら勝負が好きでも、いくら競技を愛していても、夢中になっていても、続けば人は疲れる。
長期間の深い没頭が競技力を保つためには重要だけれど、
それなりに心の体力をため込まないと耐えられない。
休むと一言で言うが、疲れているのは体ではないことは多々ある。
心の場合に重要なのは休むこともだが、何より「距離をとること」だ。
そこに身を染めている間はいくら休んでも本当の疲労は取れない。
一定の距離を一定期間とって、初めて疲れていたことに気がつく。
長期間疲れていると、自分が疲れていることにすらそもそも気づくことができない。」
その世界のトップの選手が、頂点に君臨しながら、
引退するのはここにあると思います。
それではヨーガの場合はどうであろうか?
ヨーガは基本、人と競うものではなく、
はっきりした数値により上達を計るものではありません。
ヨーガは、心を浪費しながら学ぶのではなく、心身に休息を与えるものです。
だからヨーガを行う事自体が休息であり、
ヨーガを休む休息日というのは必要ありません。
しかし、ヨーガの実技のあれがこれに良い、あれは毎日やった方が良いと聞くと、
ストイックな人は、限られた時間の中で、無理に詰め込んで行う場合が出てきます。
そういう状態になると、これは休息ではなく、プラクティス(練習)になってきます。
こうなるとヨーガを行っても、心の体力は浪費し、疲れてしまいます。
厳しい修行を積んでいる禅僧にも禅病なる病に侵されることがあるようです。
その有名な例が白隠禅師です。
その話は長くなるので、ここでは控えますが、
せっかく真面目に取り組んでいるものが、
気持ちとは逆の方向に向かってしまっては何とも勿体ないことです。
でも何かを学ぶのに一番の近道は、
毎日の継続だという事は今でも疑いがありません。
しかし無理して、頑張って続けていると、
身に付く以上に疲労が溜まってしまうのです。
私もこの状態を何回も経験しました。
良くないのは、
「・・・・・しなければならない」
という強制的な姿勢だと思います。
普通に仕事をしている人が、
毎日1時間も2時間もヨーガをし続けるのは大変なことです。
30分の時間を作るのも、毎日だとかなりの負担になる可能性があります。
それでは、せめて1日10分、時間を工面し、
ヨーガで何かを学ぶ、身に付けるなどと考えるのではなく、
ただ何もかも忘れて静坐してみたらどうでしょうか。
始めは、あれこれ頭の中に物事が浮かんでくることと思います。
しかし毎日の10分間で、頭の中が空っぽになる時があるかもしれません。
坐らなければならないではなく、ただ座る。
心に負担をかけない10分間の継続が、
一日の大きな10分間になっていくことと思います。
「心には体力がある」
為末大さんから学ばさせてもらいました。
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毎週土曜日13時から14時にママ・ヨーガを開催しています。
詳しくは「2015年12月4日 」の記事でご確認下さい。
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