呼吸から学ぶ
呼吸は産まれた時から死ぬまで絶えることなく行うものです。
そんな呼吸を観察してみると呼吸と生き方のつながりを感じました。
呼吸というのは吸息と吐息で成り立っています。
そしてヨーガの呼吸では、吸息よりも吐息を長くするようにします。
これにはいくつか理由があるのでしょうが、
吸息ではわずかにですが身体に緊張が入ります。
その緊張を吐息により緩和されるというのも理由の一つにあると思っています。
それとインドのバーバ先生が、
‘与えられたものの方が多くなってはいけない’
とおっしゃられていた言葉も思い出されます。
人間、得るものが多いと、リラックス状態より緊張状態の方が多くなり、
心身の健康が崩れてきます。
事足りるもの以上を身に付けてしまうとそれだけ負担がかかり、
器には収まりきれなくなってしまいます。
よって吐息=奉仕をしてその器の中を減らし、
また新鮮なものが入るスペースを確保しておかなければなりません。
一般的には、吸息=得ることを大事に考え生活します。
しかし実は、吐息=与えることを軸とし、
この作業がきちんと行われることにより、
自然と「吸息=得る」ということが付いてくるのですよね。
健全な呼吸は、静かに滑らかにゆっくりと行わなければなりません。
無理強いな奉仕ではなく、ゆったり、リラックスして行うのが健全なる行動であり、
得ることばかりを考える‘競存生活’ではなく、
与えることを軸とする‘共存生活’こそが、
穏やかな静かな健全な呼吸のように、豊かな生活というものなのではないでしょうか。
呼吸は、自然の流れそのものなのですね。
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