感謝
重い、重い、どこもかしくも重い、今年に入ってから特にそう感じる。
それは自分の気持ちからそうなっているのか?
それだけではないように思える、確かに重い。
大人になり、ニュースや新聞などで社会や経済情勢のことをやたら知るとそれに流されてしまいそうになる。
子供の頃は不景気だろうがなかろうが気にしたことなんてないし感じたこともない。
うちはお金持ちだとは思わなかったが、貧乏だとも思ったこともない。
私は男3人兄弟で、父は特別高級取りではなかったサラリーマン、母も働いて共稼ぎだった。
周りの友達がギアー付きの自転車を乗っているのを見て、買ってくれとせがんだが、なかなか買ってくれなかった。
諦めずにせがみ続けたら、ようやく買ってくれたのが中古の古いギアー付きの自転車だった。
知り合いのおじいさんの孫のお下がりで、私にはまだ大き過ぎて非常に乗りにくく、そしてすぐにチェーンが外れてしまうような自転車だったがそれを乗って友達と遊んだ。
考えてみれば我が家は経済的余裕はなかったと思う。
車も私が免許を取るまではなかったし、家族旅行も記憶では1、2回だ。
それでもうちはお金がないと感じたことはなかった。
それは親が子の前では、生活が大変だと愚痴をこぼしたことが一度もなかったからだと思う。
だから子供の頃に暗い思いがない。
昨今のこの重い雰囲気を感じつつ、子供の頃には一度もこのような思いをさせなかった親に改めて感謝したい。
‘金は減っても人は減らず’
世の中まだまだ明るいですよ。