毒素
一昨日、成瀬貴良先生のヨーガのレッスン(ヨーガ・サンガティ池袋教室 )に参加しました。
池袋教室は今年最初のレッスンということで身体の各関節をほぐし、毒素を抜いていく‘パヴァナムクタ・アーサナ’が中心でした。
インドの古い言葉のサンスクリット語で、
パヴァナ=風、毒素
ムクタ=解き放つ
という意味で、手足の関節から身体の毒素や不純物を解き放つアーサナです。
やり方は、心臓に遠い足の指の関節から呼吸に合わせて曲げ伸ばし、そして回していきます。
そうすることにより各関節に溜まっていた毒素が抜けていき、間接の稼動範囲が広がり、関節炎防止にもなるのです。
今までは、「毒素」という言葉を聞いていたのですが、一昨日、先生は、
「身体が硬いのは、筋肉が硬くなっているのではなく、二酸化炭素が溜まっているから硬くなっているのだ」と仰いました。
‘毒素’から‘二酸化炭素’という言葉に変わっただけで、突如、頭の中で‘パヴァナムクタ・アーサナ’のイメージが変わりました。
朝、起きた時というのは身体が硬いものです。これは筋肉が硬くなっているのではなく、寝ている間に二酸化炭素が身体に溜まってしまっているのです。
そう考えればこの二酸化炭素を取り除いていけば、身体や頭はすっきりするということになります。
まずは深いゆっくりとした呼吸で身体全体の二酸化炭素を追い出し、酸素を沢山取り入れてあげる。そして身体の各部分から二酸化炭素を抜いていくには‘パヴァナムクタ・アーサナ’や、身体全体の伸ばしていく‘スーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝のポーズ)’が最適です。
ただ脳にも二酸化炭素が溜まります。だから頭がぼーとしたり、眠気が覚めなかったり、軽い頭痛があったりするのです。
脳にも新鮮な酸素に入れ替えてあげることが必要です。身体の浄化法‘カパーラバーティ’なんかは最適な浄化法です。やり方は言葉だけでは危険なのでここでは省きますが.....。
このように朝起きたら、少しの時間でもヨーガで身体の二酸化炭素を出してあげるだけで一日の身体や心の調子が全然違ってきます。
何となくだるい時には、「あー、二酸化炭素が溜まっているんだな」と感じ、軽くゆっくり動かして二酸化炭素を出してあげようと気付くだけで全然違ってくると思います。
身体全体に酸素をたっぷり取り入れて、1日を前向きに歩みたいものですね。