「生かされて」(LEFT TO TELL)
皆さんは、1994年に起ったルワンダ共和国の民族虐殺事件をご存知でしょうか?
100日間で100万人のツチ族が虐殺された事件です。
私は「生かされて 」(LEFT TO TELL」という本でこの事件を知りました。
著者イマキュレー・イリバギザさんは、殺害から逃れる為に何十日間も小さなトイレに身を隠し、奇跡的に生きのびた方で、想像を絶する実話をこの本の中で綴っています。
出来事にはすべて意味があるのだということがこの本を通してよく分かります。
自己の身体が病気になったことも、人の死も、目を瞑りたくなるような大惨事も、すべては意味のあることなのだと。
大切なのはそこから学ぶこと、そして学ばなければ前には進まないということ。
最近の大不況、この情勢で多くの方が路頭に迷っているニュースを目にします。
しかし政治家に不平、不満を言っているだけでは前に進まないということがよく分かります。
そしてイマキュレー・イリバザキさんが経験したことからすれば、現在の状況はまだまだ明るい光は見出しやすいということ、大変勇気をもらえるお話でした。
この事件を通して彼女は精神的に大きな変貌を遂げていきます。
聖典「バガヴァッド・ギーター」に説かれていることと重なるところが多々あります。
信仰、愛、無私、許すこと、奉仕、.....ヨーガで学ぶべき最も大切なことが、実話に基づいて綴られています。
彼女はヨーガは行っていませんが、彼女の姿こそヨーガの最終目標であるサマーディー、悟りの境地に達した人だと感じさせてくれます。
ヨーガを行っている人も、行っていない人も、一人でも多くの方に読んでいただきたい本です。
彼女がこの事件を通して学んだことに触れることによって、きっと大きなものをいただけることと思います。