Y.L.S.代表 成瀬講師から
2008年8月29日。
今朝、パソコンのメールをチェックしたら、リシケーシに住んでいる川崎あき子さんから新着メールが届いていました。
読んで、とても驚きました。
28日の夜の8時頃、シヴァーナンダ・アーシュラムのプレジデントのスヴァーミー・チダーナンダがマハー・サマーディに入られたという知らせでした。
すでにかなりのご高齢で、ほとんどアーシュラムにもお見えにならない状態が続いておりましたが、とても残念です。人にも会わずに静かに静養されていると聞いていました。
今、わたし自身もこのMLにて「わたしの初めてのインド」という手記を書いており、毎日のように当時のアーシュラムの生活を思い出していたところでした。
これでまた一人、シヴァーナンダさんの直弟子がお亡くなりになりました。
一人一人と亡くなられていき、とても寂しいです。
わたしが最初にアーシュラムに滞在した1977年は、クリシュナーナンダさんも、デーヴァーナンダさんも、マドヴァーナンダさんもお元気でしたのに、今はもうみなさん亡くなられてしまいました。
スヴァーミー・チダーナンダはグルデーヴ・シヴァーナンダの後を継いでアーシュラムの長となり、長い間人々のために尽くされてきました。
しかしこれでスヴァーミージーも、天国で、グルであるシヴァーナンダさんや大勢のグルバーイー(兄弟弟子)にお会いできるのではないでしょうか。
わたしが最後にスヴァーミー・チダーナンダをお見掛けしたのは、2003年10月にアーシュラムに滞在したときでした。とても短い滞在でしたが、幸運なことに突然スヴァーミージーがアーシュラムにいらして、アーシュラムの中はまるでパニック状態のようになりました。
スヴァーミー・チダーナンダは大勢のスヴァーミーたちに囲まれていてなかなか近寄れず、サマーディ・シュラインはスヴァーミー・チダーナンダの話を聴こうと超満員でした。
そして、もう一年くらい前になりますでしょうか。
女優の菅野美穂さんがインドに行ったときのテレビ番組の中に、ベッドに横たわるチダーナンダさんが映されていました。ヨーガを学んでいる人日本人の多くがあの番組をご覧になったことと思います。
そして、あのテレビの中のお姿が、わたしを含め多くの日本人にとってチダーナンダさんの最後のお姿になったのではないでしょうか。
ありふれた表現しかできませんが、スヴァーミージー、長い間ほんとうにありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
Om tryambakan yajamahe
Sugandhin pushtivardhanam
Urvarukamiva bandhanan
Mrityormukshiya mamritat
スヴァーミー・チダーナンダの本や講演録はいくつか出ているようですが、二冊の本を紹介したいと思います。
一つはわたしの友人でもある増田喜代美氏が訳された『人間をこえて』という本です。
若き日のチダーナンダさんの写真もたくさん使われていて、とても読みやすい本です。
もう一冊は、同時通訳者の小山芙美子氏が訳された『ヨーガといのちの科学』(東宣出版)です。
この本は1988年にスヴァーミー・チダーナンダが来日されたときに、各地でリトリートが行なわれ、そのときの講演録をまとめたものです。訳者の小山氏は、リトリートや講演の通訳もされた方です。
ハリ オーム タット サット!