暑さを迎えるにあたって
いよいよ夏の暑さかなと思わせる蒸し暑さを感じる今日この頃ですね。
暑ければ冷房つければ済むこと、
地球温暖化が世界で問題にされているさなか、そう堂々とは発言出来なくなってきたご時世です。
そこで今日は、経営の神様‘松下幸之助氏’の配線工として働いていた頃の話をお一つ。
‘真夏のある日、200年前から建っている古いお寺の本堂のすみの天井板をめくって上がると、真っ暗で、しかも屋根が焼けてむっとする熱気である。その上、動くたびに200年分の埃が煙のように舞い上がる。汗は流れるし、息は苦しい。‘これはえらいことやな’と思いながら作業に取り掛かった。しかし、歳も若く、電線を引くことに非常に興味のあった幸之助氏は、工事に没頭すると、誇りも、汗も、息苦しさも忘れてしまった。一時間ほどで配線を終え、下へ降りた。全くの別天地の思いである。とても涼しく、空気もいい。地獄から天国にあっがったような瞬間だった。これは幸之助氏にとって忘れることの出来ないことだったという。さっきまでは地上は暑い暑いと思っていたのに、今その暑い地上が天国のように涼しいと感じる。’
気温によって暑さが決まるのではなく、気持ちが暑さを決める、その実例です。
‘病は気から’ではないけれど、‘暑さも気から’というのも多分にあるのではないでしょうか。
‘暑い’と口に出して言えば、より暑さを感じる、人間の気持ちや言動はそういう力があると思います。
現在の日本、全く冷房なしで生活しましょう!と言うのも、それまた反感を買ってしまうだろうが、
せめて心の持ち方を少し変えて、省エネに貢献出来たらと思います。
暑さの中、ちょっとした風を感じた時の気持ち良さ,
そして松下氏の話を心に止めて、この夏場を過ごしてみたいと思います。
