反省と感謝 | 板橋の自然健康ヨーガ教室

反省と感謝



昨日、作詞家の川内康範さんが亡くなった。

あの森進一さんとの騒動があるまで、

私は川内さんを知らなかった。
テレビで映る姿を見て、正直好感を持てなかった方である。
演歌もほとんど聴かないので

「おふくろさん」がどういう歌詞かも知らない。

しかし今日の読売新聞‘編集手記’に

川内さんの事が書かれていた。

これを読み、川内さんに対する思いは全く逆転した。
‘人の歴史を知らないで人を語るなかれ’
と大いに反省した。

下記は、今日の読売新聞‘編集手記’からの抜粋である。

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作詞家の川内康範(かわうちこうはん)さんは北海道函館市の貧しい寺に生まれている。小学校を出て炭坑などで働き、上京した。血を売って生活の糧とした当時を著書「生涯助ッ人」(集英社)で回想している手術の血液が足りない患者に血を提供し、家族から5円、7円の謝礼をもらう。ある日、採血を終えて病院の一室で体を休めていると、隣室で家族の相談する声が聞こえた。「お礼をするお金がないよ。どうしよう」ふと、故郷にいる母親の顔が浮かんだ。寝る布団まで質に入れる暮らしの中で、寺に集まる供物を路上生活者などにいつも分かち与えていた人である。川内さんは足音がしないように下駄(げた)を胸に抱き、はだしで廊下を走って病院を立ち去ったという〈お前もいつかは世の中の/傘になれよと教えてくれた〉(おふくろさん)。歌詞改変をめぐる騒動で森進一さんに見せた過剰とも映る怒りも、人生の涙と血で書かれたこの歌に思い入れがあってのことだったろう

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人様に対する気持ち、思いやり、自分よりも人様に

そう教えてくれたエピソードでした。 


川内さんに感謝の意を込めて、ご冥福をお祈りいたします。