虫取りや川遊びといった自然体験が豊かな親がいるほど、子どもの自立心は高い。こうした傾向が独立行政法人・国立青少年教育振興機構の調査で分かった。「自然と触れ合うことによる好影響が、世代を超えて伝わっていくことが初めて示された」としている。

 昨年12月~今年2月、全国の公立小中高校900校を抽出して調査。5回目の今回は、一部の保護者に自然体験の頻度を初めて聞き、子どもの回答と合わせて分析した。

 中学生までに「海や川で泳ぐ」体験をたくさんした保護者の子どもは、63%が同じ体験を「何度もある」と回答。ほとんど体験していない保護者の子どもでは39%だった。「夜空の星を見る」「昆虫をつかまえる」などの体験の度合いも、親子で共通していた。
 「1」が六つ並んだ2011年11月11日。いつもと同じ一日でも、特別な日に思える。縁起を担ぐ人あれば、復興を託す人もあり。

 午前8時半すぎ、東京・三鷹市役所。戸籍窓口を訪れて婚姻届を出した庄司淳一さん(32)とさくらさん(27)は「同じ名前になったんだね」と顔を見合わせて笑った。

 淳一さんは昨年、「2011年の11月11日に籍を入れよう」とプロポーズ。2カ月前に婚姻届を用意し、事前に何度も市役所を訪れて記入漏れがないかを確かめた。最近購入した車のナンバーも「1111」。届けを出し終えた2人は「100年に1度のこと。絶対に忘れないですね」。

 同市役所によると、数字が並ぶ日付に婚姻届を出す人は多く、「10」が並んだ昨年10月10日も大混雑したという。他の自治体も同様で、杉並区役所では、11日午前0時過ぎに20組以上が時間外の受付窓口に婚姻届を提出。午前中も窓口は混み続け、職員を増員して対応に当たっていた。

 「椿山荘」と「フォーシーズンズホテル椿山荘」(東京都文京区)では11日、8組の挙式が予定。運営する藤田観光によると、普段の平日の挙式は「1日1件あるか無いか」だが、「1が並ぶこの日に挙式したい」というカップルが集まったという。

 こちらも人生の門出。プロ野球ロッテは、ドラフト1位で交渉権を獲得した東洋大の藤岡貴裕投手(22)と、この日午前11時11分11秒に仮契約をした。
 運転免許証を返納した高齢者らが希望すればもらえる「運転経歴証明書」について、警察庁は10日、交付後6カ月に限られている有効期間を、住所変更を義務づけることで撤廃し、公的な身分証明書として生涯使えるようにする方針を決めた。国民の意見を聞いたうえで関係法令を改正し、来年4月の実施を目指す。

 経歴証明書は、金融機関で口座を開いたり携帯電話を買ったりする際、旅券などと同様に本人確認の書類として使える。だが、有効期間は発行から6カ月間に限られ、「いつまでも使える身分証明書にしてほしい」との要望が出ていた。

 免許証の返納制度は、高齢運転者の死亡事故を減らそうと1998年に始まったが、「身分証明書がなくなる」などの理由で返納が進まなかった。このため2002年から、免許証に代わるものとして、都道府県の公安委員会が経歴証明書を渡しはじめた。

 ところが、テロ資金の封じ込めや犯罪組織の資金洗浄対策を強化する取り組みの中で、03年に金融機関などに提出する身分証明書の要件が厳格化され、住所変更などの届け出が義務づけられていない経歴証明書は、公的な身分証明書としては交付後6カ月間しか使えなくなった。

 それでも、免許返納者に対するバスやタクシーの運賃割引など、様々なサービスが各地で始まり、交付申請は年々増加。10年には65歳以上の6万3159人が免許証を返納し、うち2万5088人が受け取っており、制度の改善を求める声は高まっていた。

 警察庁は、身分証明書としての信頼性を高めるために、犯罪収益移転防止法施行規則などを改正し、経歴証明書を公的な身分証明書として位置づける予定だ。

    ◇

 警察庁は10日、来年度から運転免許の試験を受ける際の手数料を50~950円、教本の数を減らすなどして免許更新の際の手数料を最大で200円、それぞれ安くすると発表した。