ボルダリング歴22年。
山形市千歳で、ボルダリングを通して
子どもたちの身体と心の成長をサポートしている杉本修平です。
先々週、ジムのルートセッティング作業を行いました。
このセッティングという仕事は、
単に「楽しいルートを作る」だけのものではありません。実は、子どもたちの成長を左右する、極めて重要で責任のある作業なのです。
なぜなら、ホールドの「向き」ひとつで、子どもたちの身体の使い方が劇的に変わるからです。
たとえば、あえて親指と小指を使わせず、引っかけるようにしか持てない位置に
ホールドを配置すると、身体は自然と
腰が落ち、背中が開いた姿勢になります。
しかし、そこからさらに「親指と小指を使わなければ握れない絶妙な位置」へと調整すると、今度は胸が張り、背中がグッと締まって、ダイナミックで大きな動きができるようになります。
「足の位置」も同様です。
手にするホールドよりも内側に足(フットホールド)を設定すれば、下半身の力を使って力強く次のホールドを狙いに行けます。逆に外側へ設定すると、手で引っ張る反動を利用して取りに行く動きになります。
ボルダリングの基本は、
どこまでも**「足・腰・手」**の順番です。
足と腰を正しく使えるようになること。これこそが、子どもたちの動きをダイナミックにし、強く、そして圧倒的に上手くさせる絶対条件なのです。
もちろん、セッティングの奥深さはこれだけではありません。
毎回、頭と身体をフル回転させるため、
作業が終わる頃には全身クタクタになります。
だけど、不思議と嫌な疲れではありません。
「この壁で、あの子たちがどんな風に
成長してくれるだろう」
そう想像すると、このクタクタ感すら
心地よいご褒美のように感じられます。
今回のセッティングで、子どもたちがどんな新しい可能性を見せてくれるのか、
今から楽しみで仕方がありません。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。